10月25日

原油市場パート2

 イラクのクルド自治政府は本日、イラク政府軍との衝突を終結するために、9月25日に実施したイラクからの独立を問う住民投票の結果を保留し、イラク中央政府との対話による解決を目指す方針を示しました。クルド自治政府は、声明で「クルド自治政府とイラク中央政府との衝突は双方に勝利をもたらすものではなく、国全体の破壊に繋がる。」と指摘し、イラク中央政府軍の即時停戦や住民投票の凍結、イラク中央政府との開かれた対話の開始を提案しました。これにより中東の地政学的リスクが急速に沈静化に向かう可能性が高まってきました。テクニカル的にもNY原油は、過去7営業日中5営業日で52ドル台が高値一杯となっております。先月下旬も52ドル台が高値一杯となっていたので、ここでダブルトップを形成する可能性も高まってきました。ここは原油市場の売りの急所となるのかもしれません。


NY原油の日足

 

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