11月16日

メキシコペソ

昨日のNY市場では、メキシコペソの下落が目立ちました。北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に閣僚級の担当者が出席しないとの報道が嫌気されたようです。昨日から開催されている第5回NAFTA再交渉は、21日まで続きます。

メキシコペソ・円は、昨年10月の米大統領選後から上昇を続け、メキシコペソ高が続きました。しかし、今年8月からNAFTA再交渉が始まると一転してメキシコペソ売りが続いております。これまで4回のNAFTA再交渉は全て平行線となり、米国やメキシコの歩み寄りが全くありませんでした。

ロス米商務長官は今週14日、NAFTA再交渉を念頭に「ひどい協定を結ぶぐらいなら協定が存在しない方が良い。」と述べ、NAFTAを離脱する可能性を示しました。今回のNAFTA再交渉では、自動車の関税をかけない条件として、米国勢部品を50%以上使うことを求める条件の導入を米国が提案しました。そして、協定を5年ごとに見直すサンセット条項も提案しました。ロス米商務長官の昨日の今週14日は、米国の提案に難色を示すメキシコとカナダへのけん制発言といえそうです。今回のNAFTA再交渉で米国とメキシコ&カナダとの溝が深まり、メキシコペソ売りが更に進むことも考えられます。