11月16日

メキシコペソパート2

 米通商大法部は15日、北米自由貿易協定(NAFTA)第5回再交渉に3カ国の閣僚が出席しないことを発表しました。米国とメキシコとカナダの閣僚が共に不参加となり、その代わりに各国の主席交渉官による交渉が行われております。3カ国が共に閣僚を参加させない時点で、今回のNAFTA第5回再交渉に対する意気込みの低さが伺えます。

 格付け会社のS&Pは10月24日、北米自由貿易協定NAFTAが実質的に撤廃されれば、現在「BBB+」のメキシコのソブリン格付けを見直す方針を表明しました。NAFTA再交渉を経てメキシコと米国間の通商・投資の流れが維持できなければ、格下げが実施されることになります。メキシコのソブリン格付けが「投資不適格」にまで引き下げられることになれば、メキシコペソの暴落を招く可能性もあります。メキシコのビデガライ外装は11月3日、「米国がNAFTAから離脱した場合のマクロ経済での対応策を政府と中央銀行が協議している。」と述べたことも注目でしょう。今回のAFTA第5回再交渉に対する各国に意気込みの低さを考えると、メキシコのソブリン格付けの引き下げは時間の問題かもしれません。