12月21日

白金市場「1月第2週からの白金市場に注目」

NY白金は、先月末より9営業日で75ドルほど急落しましたが、この5営業日で50ドルほど上昇しました。18日に行われた南ア与党のアフリカ民族会議(ANC)の党首選の結果を受けて南アランドが急上昇したことも白金価格を押し上げました。また、1週間前からNY金がじり高を続けていることや、ロンミン社がシバニエ・スティルウォーター社に買収されて大量リストラ計画が発表されたことも白金価格を押し上げました。

南アランドが急上昇したことに対しては、南アランドが19日頃から高止まりとなっており、党首選の結果が織り込み済みとなってきたように感じられます。そして、南アランド・円の今回の高値が3月の高値とダブルトップを形成する可能性も高まってきたように感じられます。それにより、南アランドの更なる上昇はあまり見込めないのかもしれません。

NY金は、この6営業日で25ドルほど上昇しておりますが、かなりスローペースなじり高基調ですから、金相場からは力強さがあまり感じられません。

ロンミン社が買収されたことは、南ア白金鉱山会社の経営悪化を再確認さすることになりました。複数の南ア白金鉱山会社が夏ごろから資産売却を進めておりましたので、南ア白金鉱山会社の経営悪化はある程度伝わっておりました。世界最大の白金鉱山会社であるアングロ・プラチナ社のマリカナ白金鉱山が売却されたことや、アクエリアス・プラチナ社が買収されたこともインパクトがありました。現在の白金価格では、6割ほどの白金鉱山がコスト割れに陥っているともいわれております。それにより、1月上旬~中旬に発表される「10~12月期決算発表」では、赤字決算発表となる南ア白金鉱山会社が続出することになりそうです。赤字決算を計上すれば、それらの企業の大半がリストラや生産削減などの営業計画を発表することになります。大量リストラ計画が発表されると、大規模ストライキに突入する可能性も高まります。10~12月期決算発表における「1~3月期営業計画」や「2018年度営業計画」において、リストラや生産削減を発表する南ア白金鉱山会社が続出し、。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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12月21日

ビットコイン

情報サイト「コインヒルズ」の試算によると、世界全体のビットコイン取引において、円と韓国ウォン建ての取引が51%を占めることを報告しております。ビットコインの最大顧客は日本人投資家となっているようです。

ビットコインは、この2カ月間で40万円付近から一時240万円付近まで上昇し、現在は195万円付近で推移しております。また、今年になって1556%上昇し、1万6522ドルを超えました。ビットコインを初期に1ドル分所有していたなら、現在の価値は円建てで1億5000万円ほどになっている計算です。ビットコインの取引規模は、約34兆円規模にまで膨らんでおります。韓国の取引所ビットサムは世界有数のプラットフォームで、1日あたりの取引高は50億ドル近くに達しているそうです。

12月10日にCBOEでビットコイン先物が上昇され、12月17日にCMEでビットコイン先物が上場されました。ビットコイン先物の取引開始に向けて、ビットコインがこの2カ月間で6倍にまで高騰しました。ビットコイン先物の上場によりビットコイン人気が更に高まるとの思惑があったようです。

韓国の仮想通貨取引所ユービットが今週になって破産を申請しました。同取引では、今年に入って2度目のハッキングが行われ、総資産の17%を失ったことを発表しました。それにより、全顧客の仮想通貨資産の評価額が75%に引き下げられることになりました。また、ハッキングには、北朝鮮が関与しているともいわれております。これで韓国でのビットコイン人気が沈静化すれば、今後の価格形成に大きな影響を与えることになります。今回のビットコイン投資の加熱は、主に日本人投資家と韓国人投資家によるものです。「世界全体のビットコイン取引において、円と韓国ウォン建ての取引が51%を占める」と伝えられており、こうした偏った地域での投機の加熱には、。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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