先週26日に発行しました過去記事です。参考にどうぞ。



1月26日

天然ゴム市場

東京ゴム市場では、年初からファンドや投資家の手仕舞いが続きましたが、ファンドなど外国商品先物取引会社経由の売り越し枚数が昨日までの2日間で1467枚も増えました。そして、投資家の買い越し枚数も昨日までの2日間で1251枚も増えました。再び投資家の多くが値ごろ買いを進め、ファンドが売り進みを始めました。一方、商社など当業者の売り越し枚数は、昨日までの2日間で249枚減少しており、ヘッジ売りの手仕舞いを進めているようです。

昨日のタイのRSS3号現物価格は、キロ当たり51.21バーツです。これを円換算にすると、51.21バーツ×1.4861円=約178.5円です。輸入諸経費をキロ当たり8円で計算すると、輸入採算価格がキロ当たり約186.5円となります。それに対して東京ゴム当限が9円ほど割高換算となっております。そして、東京ゴム先限は、当限に対して10円ほど割高となっており、先限への割高感が気になります。東京ゴムの当限が190円台を割り込んで輸入採算価格に近づき、当限と先限との価格差が5円以下に縮まれば、東京ゴム先限への値ごろ買いも一考かもしれません。しかし、それはまだ少し先の事となりそうです。