1月30日

金市場

金連動型上場投資信託(ETF)である「SPDRゴールド・シェアーズ」のプットコールレシオが先週末に2014年以来の高水準に達しました。それにより、投資家の多くが金下落に対する警戒感を急速に高めていることが示されました。そして、週明けのNY金が急落しました。ここにきて金市場における投資家心理が大きく変化してきたようです。

NY金におけるファンドの買い越し枚数は、12月12日時点で10万7068枚でしたが、1月23日時点で21万4684枚まで急速に増加しました。その間にNY金が150ドル近く上昇しているだけに、投資家心理が弱気に傾きだすことも自然なことかもしれません。しかも、NY原油におけるファンドの買い越し枚数の増加ペースが1月10日頃から急速に鈍ってきたので、そろそろファンドの買い進みも限界にきているのかもしれません。

NY金の日足
NY金におけるファンドポジション

 

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