5月7日

天然ゴム市場

 上海ゴムは、先週末の夜間取引の流れを引き継いで寄り付き直後に0.7%安まで下落しました。しかし、10:40頃からプラス転換して一時2.3%高まで急騰し、10:57時点で1.7%高です。

 ロシアのアルミ大手のルサール社の4月のアルミ生産は、米国が4月上旬に発動した制裁措置の影響により前年同月比で70%減少したことが報告されております。それを受けてアルミやニッケル、パラジウム、白金などが上げ足を強めております。それにより本日の中国の資源銘柄も、非鉄金属銘柄を中心として上昇しております。それに原油価格の上昇も加わりました。そうした資源銘柄全体の上昇に上海ゴムが反応したようです。

 先週末時点でのタイ・バンコクの天然ゴムRSS3号現物価格は、キロ当たり52.14バーツです。これを円換算すると、52.14バーツ×3.433円=約179円となります。これにキロ当たりの輸入諸経費を8円で計算すると、輸入採算格が約187円となります。東京ゴムの当限は、輸入採算価格を8円ほど下回っているので、「下値は限定的」と考えるべきかもしれません。

5月7日

白金市場

 ロシアのアルミ大手のルサール社の4月のアルミ生産は、米国が4月上旬に発動した制裁措置の影響により前年同月比で70%減少したことが報告されております。それを受けてアルミやニッケル、パラジウム、白金などが上げ足を強めております。10:35時点で、東京パラジウム55円高、東京白金43円高です。 

 東京パラジウムは、先週末まで8営業日ほど下落基調を続けましたが、本日の大幅高でトレンドが変化した可能性もあります。また、東京白金も先週末まで9営業日ほど下落基調を続けてきましたが、本日の大幅高でトレンドが変化した可能性もあります。