7月13日

白金市場

ジョンソン・マッセイ社による今年の世界の白金需給展望では、31万6000オンスの供給過剰見通しです。「余り物に値無し」という商品相場特有の格言もあり、そうした供給過剰観測が現在の白金価格を形成しております。

2017年時点での世界の白金供給は、鉱山会社からの一次供給で597.6万オンス、リサイクルによる二次供給で198万オンスとなり、供給全体は795.6万オンスでした。そして、2017年の需給は「11万オンスの供給過剰」でした。

NY白金が10年ぶりの安値水準まで下落したことを受けて、今年のリサイクルによる2次供給が大幅減少する可能性も高まってきました。また、南ア白金鉱山の半分ほどがコスト割れに陥った事により、南ア白金鉱山からの一時供給が減少する可能性もあります。商品価格と需給の関係には、価格が下がれば生産が減少して需要が増加し、価格が上がれば生産が増加して需要が減少する傾向もあります。

昨年度の南ア白金鉱山の平均的な生産コスト(キャッシュコスト)は、1オンス当たり834ドルです。この生産コストとNY白金におけるテクニカル的な下値抵抗線がほぼ一致していることは注目でしょう。添付しているNY白金の月足と週足でその傾向が確認できます。

NY白金の週足
NY白金の月足

 

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