7月30日

トウモロコシ市場

 ウエザーサービスによるシカゴの天気予報では、8月12日までの最高気温は、24℃~31℃となっております。これでは、今年度の高温による米国産トウモロコシの受粉障害への心配をする必要はなさそうです。それにより、8月になれば更に豊作観測が高まって天候プレミアムが無くなり、シカゴコーンが更に下落する可能性もあります。

 2017年のシカゴコーンは、高温による受粉障害懸念で7月に4ドル付近まで上昇しましたが、受粉障害もなかったことで豊作観測が高まって天候プレミアムが低下し、8月下旬に3ドル28セントまで下落しました。

2016年のシカゴコーンは、天候不安により6月下旬に4ドル30セントまで上昇しましたが、その後は豊作観測の高まりと共に天候プラミアムが低下して3ドル1セントまで下落しました。

 2015年のシカゴコーンは、天候不安により7月に7ドル39セントまで上昇しましたが、その後の天候回復で豊作観測が高まり、天候プレミアムが低下して8月に3ドル46セントまで下落しました。

 2015~2017年のシカゴコーンは、天候プレミアムの高まりと共に6月下旬~7月に高値を付けましたが、その後は、豊作観測の高まりで天候プレミアムが低下し、8月には年初来安値付近まで大きく下落しております。今年は、豊作だった昨年以上に良好な作柄となっているだけに、豊作観測の高まりで天候プレミアムが低下し、昨年8月の安値(3ドル28セント)付近まで下落する可能性もあります。先週末のシカゴコーンは、3ドル62セントです。

 

 シカゴコーンの週足

 

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