7月30日

白金市場

ING銀行やコメルツ銀行、マッコーリー・グループは共に、白金価格が底入れした可能性が高いと指摘しております。そして、ING銀行やコメルツ銀行、マッコーリー・グループは共に年末までに900ドルまで上昇し、来年中に1000ドルを超えるとの見通しを発表しております。

ING銀行のストラジテストであるヌージェント氏は、「CFTCのデータと短期間で急上昇しているのを見ても分かるように、売りポジションが極端な状態にあり、リバウンドする可能性が高い。」と指摘しております。NY白金におけるファンドポジションは、14年ぶりの売り越しに転じております。

 NY白金におけるファンドポジションは、6月19日時点で14年ぶりの売り越しに転じ、5週間連続で売り越しが増加し、7月17日時点で売り越し枚数が9644枚まで増加しました。しかし、先週末の発表では、売り越し枚数が前週より売り越し枚数が1528枚減少して8116枚となりました。

 昨年度の南ア白金鉱山の平均的な生産コスト(キャッシュコスト)は、1オンス当たり834ドルであり、現水準では南ア白金鉱山の半分ほどがコスト割れに陥っているとされております。それに対してNY白金は、7月3日時点で796ドル、7月19日時点で798ドルまで下落する場面もありました。そして先週末の終値が826ドルです。NY白金は、生産コストとされる水準を今月2日から割り込んでいますが、800ドルを僅かに割りこむところが下限となっていることからも、下値は限定的と考えるべきかもしれません。
NY白金におけるファンドポジション