7月30日

天然ゴム市場パート2 

 上海ゴムは、今朝から1%高付近で横ばいを続けていましたが、15時半ごろから下落に転じ、0.5%高で取引を終えました。プラスサイドで推移していた上海総合株価指数が15時半ごろに0.8%安付近まで急落したことを受けて上海ゴムの地合いも弱まったようです。

タイの北東部に隣接するラオスで23日、建設途中の水力発電用ダムが決壊して広範なエリアが水没しました。ラオス当局の発表では、26人が死亡し、行方不明者131人、住居の浸水で避難を余儀なくされた人は約6600人に達したことも報告されております。タイ電力会社は、数日間豪雨が続いて貯水量の限界を超えたことが決壊の原因と説明しております。それを受けてタイの軍隊が救援に向かう準備を進めているそうです。タイ東北部周辺での洪水被害が警戒されて週明けの天然ゴム価格が小幅上昇したようです。しかし、タイの天然ゴム生産の大部分が同国南部に集中しており、天然ゴム生産に対するタイの被害は軽微だと思われます。それでもラオスやベトナム、カンボジアで複数の洪水被害が発生しているので、天然ゴム生産への被害が全くないわけではなさそうです。それでも週明けの日中取引で、東京ゴムが1.6円高、上海ゴムが0.5%高で取引を終えており、こうした東京ゴムや上海ゴムの反応の鈍さからも、天然ゴム市場の地合いの悪さが感じられます。