7月31日

トウモロコシ市場

 米農務省から昨夜発表されました週間作柄・育成進展状況では、米国産トウモロコシの優と良の占める割合が前週比変わらずの72%となり、前年を11%上回り、過去5年平均も11%上回りました。シルキング率は、前週比10%上昇の91%となり、過去5年平均を9%上回りました。ドウステージ率は、前週比20%上昇の38%となり、過去5年平均を17%上回りました。ドウステージとは、トウモロコシの粒のミルク状の中身が徐々に柔らかい固まりになってゆく過程です。

今後の育成サイクルは、下記の通りです。

・デントステージ:ドウステージから約3週間たつと実に窪みができる段階に入ります。デントステージもドウステージ同様に固まっていく過程です。

・成熟:デントステージから約2週間でトウモロコシの成熟は完了します。ただし、成熟しても穀粒の中の水分はまだ高く20%以上です。この水分量が5%程度に低下すれば、収穫開始となります。

 米国産大豆の優と良の占める割合は前週比変わらずの70%となり、前年を6%上回り、過去5年平均を9%上回りました。着さや率は前週比16%上昇の60%となり、前年を15%上回り、過去5年平均を19%上回りました。

 米国産トウモロコシと米国産大豆の今年の育成状況は、豊作となった昨年より良好な状態が続いております。

 米国産トウモロコシの1エーカー当たりの単収推移は、2015~2016年度が168.4ブッシェル、2015~2016年度と2016~2017年度が174.6ブッシェルとなり、豊作が続いております。そして、米農務省が今月12日に発表した需給報告では、米国産トウモロコシの1エーカー当たりの単収予想が176.6ブッシェルとなり、このままいけば「過去最高の単収」を記録することになります。

 米国産トウモロコシの1エーカー当たりの単収は、1960年頃で60ブッシェル程度、1990年頃で120ブッシェル程度でしたが、2006~2017年度で初めて160ブッシェルを超え、遺伝子組み換え作物の普及により単収が大幅に上昇しました。

しかし、2010~2011年度が不作となり、1エーカー当たりの単収が120ブッシェル付近まで低下し、シカゴコーンも8ドル付近まで大暴騰することになりました。シカゴコーンは、2008年と2011年と2012年が不作となって8ドル付近まで大暴騰しました。

その反面、昨年まで4年連続で豊作となり、シカゴコーンが4年連続で3~4ドル付近で推移しております。昨年までの豊作の年のデータを参考にすると、今年も豊作となれば、8月下旬~9月上旬頃に年初来安値を記録する可能性があります。

シカゴコーンの週足

 

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