8月14日

トウモロコシ市場

 米農務省が昨夜発表しました週間作柄・育成進展状況では、米国産トウモロコシの優と良の占める割合は前週比1%低下の70%となり、前年同期を8%上回っております。ドゥ率は前週比16%上昇の73%となり、前年同期を15%上回っております。デント率は前週比14%上昇の26%となり、前年同期を11%上回っております。

 米国産大豆の優と良の占める割合は前週比1%低下の66%となり、前年同期を7%上回っております。着さや率は9%上昇の84%となり、前年同期を7%上回っております。

 米国産トウモロコシと米国産大豆の作柄が共に豊作だった前年を上回っております。しかも、米国産トウモロコシは、過去最高の単収見通しであり、警戒されていた受粉期の天候も良好であったことから、受粉率もかなり高そうです。そして、受粉期を終えたことにより、草丈もかなり高くなり天候変化に対する耐性もかなり高まってきたので、今後の天候変化はそれほど気になれなくなります。それにより、9月の需給報告発表に向けて天候プレミアムが更に低下していくことも予想されます。