8月31日

天然ゴム市場「明日の生産者会合に注目」

 上海ゴムは、前場は0.5%安付近で推移しておりましたが、現在は0.1%高付近で推移しております。ドル円は、昨日15:15比で70銭ほど円高です。

 タイ南部の天然ゴム生産ネットワークのプラトップ・スクサナン会長は今週28日、「タイ南部の天然ゴム生産者たちが今週土曜日にナコン・シ・タマラットで会合を開き、天然ゴム価格を引き上げるよう政府に求める計画を策定する予定となっている。」と述べております。明日開催される生産者会合で策定される天然ゴム価格テコ入れ策をタイ天然ゴム政策委員会の委員長でもあるプラユット首相が承認することになれば、天然ゴム価格が急伸する可能性もあります。

タイ・バンコクのRSS3号現物価格は、5月下旬ごろから生産コストとされるキロ当たり51.5バーツを割り込み、6~8月は48バーツ付近での小動きを続けております。タイ・バンコクのRSS3号現物価格が生産コストとされる水準を3カ月間も大幅に下回っていることを受けて、生産農家が耐えかねて価格引き上げを求める計画を策定する会合を開催することになりました。そうした会合が開催されることになったこと自体が今後の天然ゴム市場の強材料となりそうです。一方、米中貿易摩擦という圧迫要因は気になりますが、1~7月の世界の天然ゴム需給が「78万6000トンの供給不足(天然ゴム生産国協会による今月27日の発表値)」となり、8月にインドの天然ゴム生産が激減したことを考えると、天然ゴム価格に対する下値不安はあまり必要なさそうです。それよりも今後の上ぶれリスクに注目ではないでしょうか。



タイ・バンコクのRSS3号現物価格