9月13日

白金市場

南ア大手鉱山労働組合のAMCUは、ロンミン社(白金生産世界3位)とインパラ社(白金生産世界2位)とアシャンティ・ゴールド社の3社と論争中です。AMCUの組合長は11日、「我々はジバニエ・スティルウオーター社のロンミン社取得に反対する為に労働調停委員会(CCMA)にいます。1万2500人のリストラに対して協議している。」と述べております。

 ジバニエ・スティルウオーター社によるロンミン社買収計画が進行中であり、買収が終了すると、ロンミン社の従業員の3分の1(1万2500人)が今後3年間でリストラされる予定です。そして、インパラ社は先月2日、2年間で従業員の3分の1にあたる1万3400人を削減し、白金鉱山シャフトを現行の11本から6本にまで削減する計画を発表しました。

南ア金鉱山の労使交渉が先月より過熱しております。今後は、南ア白金鉱山の労使交渉も過熱しそうです。AMCUは、ロンミン社とインパラ社、アシャンティ・ゴールド社の3社と論争中であり、どこで協議が決裂してストライキ入りしてもおかしくない状況です。

南アランド・円は、この半年間で1ランド=9円付近から7円付近にまで大きく下落し、そうしたランド安が白金市場の圧迫要因でした。南アランド・円が1ランド=9円付近から7円付近まで下落したのですから、強烈なランド安の流れが半年間ほど続きました。しかし、南アランド・円は、ここにきて6営業日ほどじり高基調を続けております。

米国がイランや中国、ロシア、トルコに対して経済制裁を実施し、それらの国の自国通貨が急落しました。そうした流れが他の新興国通貨にも波及し、新興国リスクの拡大が深刻化しました。しかし、ここにきて南アランド・円が6営業日連続でじり高となっており、トレンドが変わり始めているのかもしれません。トルコリラ・円も6営業日前からじり高基調となってきました。米中貿易摩擦を受けて下落基調を続けてきた人民円も、ここにきて少し堅調地合いとなってきました。