9月13日

天然ゴム市場パート6

タイ政府は、同国南部4県の農業振興や交通インフラ整備、観光を柱とする「南部経済回廊(SEC)計画」を明らかにしました。半島東側のタイ湾と西側のアンダマン海を結びつけ、東アジアから南アジアへのゲートウエーとする構想です。その南部4県は、チュンポン県、ラノン県、スラタニ県、ナコンシータマラート県であり、それら4県は天然ゴムの主生産地です。

タイ政府が国策で同国南部の農業振興に動くことを決定したことにより、来週の閣議で政府備蓄在庫の燃料転移案の予算が承認される可能性も高まりました。しかも、プラユット首相が自らタイゴム委員会の委員長を務めております。タイ政府が天然ゴムの政府備蓄在庫10万トンを火力発電の燃料に使用することになれば、天然ゴム市場に対するインパクトは大きそうです。そして、政府備蓄在庫の燃料転移案が実行されることになれば、今後タイ政府が政府備蓄在庫の積み上げに動いた時の価格てこ入れ効果も大きくなります。