10月12日

金市場パート2

 昨夜のNY金が昨年6月以来の上げ幅を記録し、10週間ぶりの高値水準にまで上昇しました。それにより、1か月半ほど続けたボックス圏相場から「保合い上放れ」となってきました。

世界最大の金ETFであるSPDRゴールドシェアの金現物保有量は、7月下旬に800トン付近まで増加しましたが、その後は安定した減少を続け、10月8~9日に730.17トンまで減少しました。SPDRゴールドシェアからだけでも3か月で70トンほどの金現物が市場に放出されたことになります。しかし、10月10~11日が738.99トンとなり、ようやく増加傾向に転じる可能性も高まってきました。

本日は、シティ・グループやJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、ファースト・リバブリック・バンクなど大手金融会社の四半期決算が予定されております。そして週明け15日には、バンク・オブ・アメリカ、チャールズ・シュワブなどの大手銀行の四半期決算が予定されております。米国の四半期決算発表シーズンでは、序盤に金融会社の決算発表が集中します。そして、来週16日には、ブラック・ロックやコメリカ、グリー、CSX,ドミノ・ピザ、イーベイ、ゴールドマン・サックス・グループ、IBM、ジョンソン&ジョンソン、キンダーモルガン、モルガン・スタンレー、ネットフェリックス、ユナイテッド・ヘルス・グループなど数多くの決算発表が控えており、来週16日から7~9月期決算発表シーズンが本格化します。各社から発表される「来年1~3月期の業績見通し」が米中貿易摩擦の長期化を懸念した内容となれば、リスクオフの流れが強まる可能性も高いだけに、来週16日から本格化する米国企業の7~9月期決算発表は注目でしょう。
金ETF現物保有量