10月25日

油市場4&金市場2 
 過去のデータからも、米大統領選や米中間選挙の前に米国株が下落しやすい傾向があり、その反面、米大統領選や米中間選挙の後から米国株が上昇しやすい傾向もあります。しかし、どちらかといえば、米大統領選や米中間選挙の後から米国株が上昇しやすい傾向の方が確率はかなり高いようです。これは、選挙によって米国議員の多くが一新されることにより、新政権メンバーの進める政策への期待が高まるからだと思われます。

米中間選挙では、米上院の100議席と下院の全議席が改選されます。米上院議員の任期は6年であり、2年ごとに全上院議員の約3分の1となる100名が改選されます。一方、下院の任期は2年であり、米大統領選や米中間選挙のたびに全議席が改選されます。

 米大統領選後の米国株は、かなりの高確率で上昇する傾向があります。これは、新政権への期待が高まるからだと思われます。しかし、米大統領選で新政権が誕生しても、2年もたつと欠点も多く出てくるものです。トランプ政権に対しても、米中貿易摩擦の高まりにより貿易業者や一部の製造業、大豆生産農家などからの不満も高まっております。そこで中間選挙で上院100議席と下院全議席を改選することで、より国民の意向を反映したメンバー構成の政権体制が始まります。そうなると、国民や投資家からの期待も高まり、米中間選挙後からの米国株の上昇する確率が高まるのだと思われます。

その一方で、米大統領選や米中間選挙の前に米国株が下落しやすいという傾向は、新政権体制に対する不安心理の高まりが影響しているのかもしれません。また、米大統領選や米中間選挙の後から米国株の上昇する確率が高いことを考慮して、米大統領選や米中間選挙の前に米国株に対する利益確定の売りが府あるからかもしれません。そうした傾向を考えると、米中間選挙に向けてリスクヘッジ志向の金相場を強気して、リスク志向の原油相場を弱気することも一考かもしれません。そして、米中間選挙後からは、リスクヘッジ志向の金相場を弱気して、リスク志向の原油相場を強気することも一考かもしれません。