11月7日

後場市況4

下院選は、16時時点で民主党が213議席、共和党が191議席となり、全体の9割ほどが発表された時点で共和党から民主党に26議席も流れましたので、勝負あったようです。この後は、民主党の支持基盤であるカリフォルニア州などの西海岸の開票が多く残されているので、下院選は大差をつけて民主党が勝利となる見通しです。一方、上院選では、既に協共和党が過半数議席を獲得しております。

トランプ大統領の共和党は、2016年11月の米大統領選において上下両院で過半数議席を獲得しました。それによりこの2年間は、他党の民主党が与党の進める政策に対して「NO」といえなかった一面もあり、トランプ大統領が望む政策の多くが迅速に実施されることになりました。それにより2年間に及ぶトランプ相場で米国株が大幅上昇することになりました。しかし、今回の中間選挙の下院選で民主党が勝利したことにより、トランプ大統領の進める政策に対して民主党が「NO]といえるようになります。それにより米国議会がねじれ議会化し、米議会が空転するケースも今後増えそうです。

2016年の大統領選では、大半の世論調査が「ヒラリー氏の民主党有利」でしたが、結果はトランプ氏の共和党が大勝利となりました。それだけに、今回の中間選挙に対する世論調査の多くが「下院は民主党有利」でしたが、それに反して共和党が勝利するかもしれないと考えていた投資家も多いのではないでしょうか。今回の中間選挙でねじれ議会化となった事は、「米国民の多くがトランプ大統領にNOを突きつけた」と考えるべきかもしれません。そうなれば、「2年間続いたトランプ相場に対する清算」が今後必要となる可能性も高いので、米国株下落を中心としたリスクオフの流れに警戒する必要もありそうです。