12月6日

原油市場パート2

 12:50時点で、日経平均株価が466円安、NYダウ先物が330ドル安となり、今朝からリスクオフの流れが強まっております。それを受けてドル円も今朝から50銭ほど円高に進みました。ブレント原油も今朝から30銭ほど下落しました。

 ロイター通信は5日、「OPECが公表した統計を基に算出したOPECによる減産規模は日量120万バレル」との見通しを発表しました。ロイター通信の算出通りに今回のOPECプラスが日量120万バレルの減産を決定すれば、2019年の世界需給が均等することになりそうです。そして、この「日量120万バレルの減産」を「2019年の世界需給の供給不足と供給過剰の分岐点」と考えることも一考かもしれません。

 OPEC総会は、日本時間で本日18時から開催され、21時に会合後の記者会見が行われます。本日のOPEC総会では、減産に反対しそうな加盟国は、イランぐらいとみられているようです。イラン産原油輸出は、米国の制裁により4月頃の日量240万バレル付近から日量110万バレル付近まで大幅減少しました。イランのザンギャネ・エネルギー相は5日、米国による経済制裁の影響を考慮して、「過度な制裁が解除されるまで、イランはOPECの減産から適応除外されるだろう。イランが経済制裁下にある限り、OPEC枠内での生産割当には誰とも協議しない。」と述べております。

本日のOPEC総会では、「10月時点の原油生産量からの減産規模」について協議される可能性が高いだけに、最近のイラン産原油輸出の激減を考えれば、イランが「減産の適応除外」を主張していることは、当然の事かもしれません。今夜のOPEC総会では、イランを適応除外としてイラン以外での減産合意を目指すか、イランにもある程度の生産枠を設定して減産合意を目指すかという話し合いが難航する可能性もあります。それだけに、減産合意となれば、原油価格の上昇力が強まることも予想されます。