12月14日

天然ゴム市場

昨日の東京ゴムのRRS3とTSR20が大幅高となりましたが、それでもRSS3やTSR20におけるファンドの売り越し枚数が前日より少し増加しました。東京ゴムTSR20におけるファンドの売り越し枚数は、先月20日時点から3倍ほどにまで急増しましたが、それに反して東京ゴムTSR20が安値から10円ほど上昇しましたので、売り方ファンドの値洗いがかなり悪化しております。それにより東京ゴムTSR20が更に上昇すれば、大量のファンドの手仕舞いの買い戻しを誘って大幅高となることも予想されます。

東京ゴムTSRは、前回高値(12月1日の152.7)を上回ると、テクニカルがかなり強くなります。一方、東京ゴムRSS3は、昨日時点で12月1日の高値(168円)を上回り、1年前から続く右肩下がりの上値抵抗線付近まで上昇しております。それにより、あと5~6円ほど上昇すれば、昨年9月から続く右肩下がりの上値抵抗線を突破し、1年間続いた下落トレンドが終了する可能性も高まります。そうなると、売り方ファンドの大量の手仕舞いの買い戻しを誘うことになりそうです。

東京ゴムRSS3におけるファンドポジションは、昨年9月28日から売り越しを続けております。そして、東京ゴムRSS3では、昨年9月より右肩下がりの上値抵抗線が形成されております。ファンドは、テクニカルを重視する傾向が強いので、東京ゴムRSS3が昨年9月から続く右肩下がりの上値抵抗線を突破することになれば、本格的なファンドの手仕舞いの買い戻しと新規買いを誘って大幅高となる可能性も高まります。それだけに、今月16日に開催される国際3カ国協議会には注目でしょう。
東京ゴムRSS3の日足

 

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