1月10日

白金市場

 東京パラジウムは、昨年8月から上昇基調を続けており、昨年11月から最高値を更新し続けております。それにより、「東京パラジウム-東京白金」の価格差が昨年9月頃から過去最大を更新し続けております。それを受けて、「自動車触媒におけるパラジウムの代替銘柄としての白金」への注目が高まりそうです。

 現代の自動車触媒は、「3元触媒」と呼ばれ、パラジウムと白金、ロジウムが触媒用金属として使用されます。しかし、パラジウムが最高値を更新しており、ロジウムも5年ぶりの高値にまで高騰しております。その反面、白金がリーマンショック時以来の安値水準にまで下落しております。2018年の世界のパラジウム需給が28万オンスほどの供給不足となり、2008年~2010年の3年間で100万オンスのパラジウムが不足すると見られているだけに、パラジウムの上昇基調はしばらく続きそうです。

 世界的な株価急落を受けて金相場が昨年11月頃から上昇基調を強めております。それにより、「東京金-東京白金」の価格差が先月から過去最大を更新し続けており、「宝飾品需要における金の代替銘柄としての白金」への注目が高まる可能性もあります。

「東京パラジウム-東京白金」の価格差と「東京金-東京白金」の価格差が共に過去最大となっており、自動車触媒におけるパラジウムの代替銘柄としての白金」や「宝飾品需要における金の代替銘柄としての白金」に注目することも一考かもしれません。


白金とパラジウムの価格差
東京金と東京白金の価格差