1月11日

天然ゴム市場パート2

 本日の東京ゴムRSS3は、12:20時点で当限が3.2円高の186.5円、先限が0.6円高の183.8円となり、2.7円の逆さや(当限より先限が安いさや)となりました。東京ゴムRSS3が逆さやに転じた事は、1年3ヶ月ぶりの事です。先月上旬は25円幅の順さや(当限より先限が高いさや)でしたが、それが今では2.7円の逆さやですから、「さやの変化は、相場の変化」という商品相場特有の格言もあり、ここにきて東京ゴムのさやが大きく変化したことは、東京ゴムの新たなトレンドを暗示しているのかもしれません。

過去の値動きでは、逆さやが拡大した時に東京ゴムRSS3が大幅上昇となった事も何度かありました。当限は、納会で現物が受渡しされる関係上、現物市場の影響を受けやすいとされております。国際3カ国協議会で天然ゴムの輸出削減策が合意される事となれば、一時的に需給ひっ迫となるので、それを警戒して当限価格が上昇力を強めてきたのかもしれません。

東京ゴムRSS3が逆さやとなった理由は、「投資家の買い意欲の低さ」も原因しているようです。東京ゴムRSS3における投資家の買い越し枚数は、昨年7月は1万枚を超えておりましたが、昨日時点で2492枚まで減少しており、過去1年9カ月間で最低の買い越し枚数となっております。それほど投資家の買い越し枚数が低水準となっているので、先限への買い人気がほとんど高まらないようです。「投資家の買い越し枚数が過去1年9カ月間で最低」ということは、それだけ投資家の値ごろ買いも入っていないのですから、東京ゴムの上げ足が強まることも考えられます。その反対に、昨年7月は投資家の買い越し枚数が1万枚を超えていましたが、その後の東京ゴムRSS3は昨年末まで下落基調を続けました。それは、「人気の重みで株価が沈む」という相場格言もあるように、投資家の値ごろ買いが増えすぎた事が原因だったのかもしれません。現在の東京ゴムRSS3における投資家の買い越し枚数が過去1年9カ月間で最低となっているだけに、ここから強気することも一考かもしれません。
東京ゴムの当限と先限の価格差グラフ
東京ゴムの当限と先限の価格差グラフ2