2月8日

後場市況2

 13:15時点で、日経平均株価が357円安(1.7%安)、NYダウ先物が100ドル安(0.39%安)、中国A50先物が1.6%安です。中国A50先物は、昨年12月末に向けて下落基調を続けましたが、年初から一本調子な上昇基調を続けておりました。しかし、本日の大幅安を受けて大きく下放れとなり、年初からの上昇基調が終了したようです。それにより、9連休明けとなる来週11日の中国市場には注目でしょう。

米ソンドランド在EU大使は7日、「EU諸国がファーウェイなどの中国製設備を重要インフラプロジェクトに使用することを認めるなら、米国による対抗措置のリスクに直面することになる。」と警告しましいた。トランプ大統領が導入した国防権限法に対応し、先月あたりから米国内でファーウェイ放れが加速しております。しかも、米ソンドランド在EU大使がEU諸国に対してファーウェイ放れを推奨するような圧力をかけ始めたようです。こうした米国側の姿勢を見ると、通商問題における米国の中国に対する強気な姿勢が感じられます。これでは、来週の米中通商協議での合意は難しいと考えるべきかもしれません。