2月15日

金市場

 NYダウは、2月13日に2万5625ドルまで上昇して年初来高値を記録しましたが、翌14日が104ドル安となり、本日のNYダウ先物が12時半時点で83ドル安です。そして、米商務省が2月14日に発表した2018年12月の小売売上高は、前月比1.2%減となり、2009年9月以来となる大幅減少を記録しました。個人消費が米国GDPの「3分の2」を占めるだけに、米国政府機関の一部閉鎖問題や米中通商協議の難航が個人消費を圧迫し始めたと考えるべきかもしれません。

 ゴールドマン・サックスは昨夜、昨年の下げからの回復ペースが少なくとも過去70年で最速となったことを受けて、株価が失速する可能性が高まったことを警告しております。さすがにNYダウが2カ月弱で3800ドルも上昇したのですから、そろそろ下落に転じる時期に来たのかもしれません。そして、米国の12月の小売売上高が2009年9月以来となる大幅減少を記録しました、NYダウが2カ月弱で3800ドルほど一本調子な上昇を続けてきただけに、そろそろ米国株の急落に警戒する局面に来たのかもしれません。それにより、「リスクヘッジの金投資」により注目するところかもしれません。