2月20日

金市場

 昨夜のNY金は、1月31日に記録した年初来高値(1325ドル)を上回ったことで上げ足を強め、1340ドルまで上昇して取引を終えました。本日のNY金の電子取引は、今朝から4ドルほど上昇し、昨夜の高値を2ドルほど上回ってきました。昨夜のNY金が年初来高値を更新したことを受けて、テクニカル的な上値のメドは、昨年4月の高値(1365ドル)となりそうです。

 昨年前半のNY金は、1350~1365ドル付近で5回ほど頭打ちしているので、そのあたりが上値抵抗線となりそうです。また、過去4年間のNY金市場では、1350~1390ドル付近がテクニカル的な上値抵抗線となっております。

 ドル円は、今朝から30銭ほど円安・ドル高に進みました。そうしてドル高の流れに反してNY金の電子取引が今朝から上昇している事からも、金相場の地合いの強さが伺えます。昨夜のNY金が年初来高値を更新したことで、地合いが更に強まったようです。そして、NYダウがこの2カ月間で4000ドルほど上昇しましたが、それでもNY金が120ドルほど上昇したことからも、金相場の地合いの強さが伺えます。

NY金の日足を見ると、昨年11月頃からかなり安定した「右肩上がりの上値抵抗線」と「右肩上がりの下値抵抗線」を形成していることが伺えます。ここにきてNY金が「右肩上がりの上値抵抗線」に迫ってきた事は注目でしょう。NY金が1350~1360ドル付近まで上昇すると、昨年11月頃から続く「右肩上がりの上値抵抗線」に触れることになりそうです。

 

NY金の日足NY金の週足

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