メール情報会員の皆様に本日配信しましたコメントの一部をご紹介します。


2月22日

白金市場「南ア白金鉱山でストライキの可能性高まる」

 本日9時時点で東京金46円安、東京白金3円高、東京パラジウム62円安となっており、東京金と東京パラジウムが大幅安となっているものの、それに反して東京白金が小幅高となっており、白金市場の地合いの強さが伺えます。

 白金生産世界3位のロンミン社は、ジバニエ・スティルウォータ社の金鉱山でのストライキやリストラ計画阻止を支援する為に鉱山労働組合連合(AMCU)から2次的ストライキ(同情ストライキ)を行う通知を受けたことを公表しております。それによると、ロンミン社の白金鉱山において、2月28日から3月7日までの9日間で2次的ストライキ(同情ストライキ)を行う予定だそうです。

 ジバニエ・スティルウォータ社の金鉱山では、AMCU組合員による1万5000人規模ストライキが3カ月間続いております。それに対して ジバニエ・スティルウォータ社は、同社の金鉱山で6600人規模の大型リストラ計画を公表しました。それを受けてAMCUは2月19日、ジバニエ・スティルウォータ社の白金鉱山と石炭鉱山の組合員に対して2次的ストライキ(同情ストライキ)を呼びかけました。更にAMCUは2月22日、ロンミン社の白金鉱山の組合員に対しても2次的ストライキ(同情ストライキ)を呼び掛けました。

 ジバニエ・スティルウォータ社は、年内にロンミン社を合併する予定になっており、合併に伴ってロンミン社の白金鉱山で1万2459人をリストラする計画となっております。今回のジバニエ・スティルウォータ社の金鉱山での大規模リストラ計画の公表を受けてAMCUは、同じ大規模リストラ計画が予定されているロンミン社の白金鉱山の組合員に2次的ストライキ(同情ストライキ)を呼び掛けましたので、ロンミン社の白金鉱山でストライキが発生する可能性も高まってきました。

 ここにきてジバニエ・スティルウォータ社とロンミン社の白金鉱山で大規模ストライキが同時に発生する可能性が高まってきました。しかも、2次的ストライキ(同情ストライキ)の期間を「2月28日から3月7日までの9日間」と限定しているので、2次的ストライキ(同情ストライキ)が実施される可能性は高そうです。ジバニエ・スティルウォータ社は白金生産世界4位であり、ロンミン社は白金生産世界3位ですので、両社の白金鉱山で同時に大規模ストライキが発生すれば、白金価格が高騰する可能性もあります。しかも、南ア国営電力会社のエスコムによる5日間の大規模停電により、南ア白金鉱山の多くが減産を余儀なくされた直後です。そして、AMCUによる呼びかけに応えてジバニエ・スティルウォータ社の石炭鉱山労働者が2次的ストライキ(同情ストライキ)に参加することになれば、エスコム社の石炭不足がより深刻化し、南アフリカで再び大規模停電が発生する可能性も高まります。しかし、ジバニエ・スティルウォータ社の白金鉱山組合員と石炭鉱山組合員やロンミン社の白金鉱山組合員が2次的ストライキ(同情ストライキ)に参加するとは限りません。それでも現在の低水準な白金価格を考慮すれば、南アフリカ白金鉱山での大規模ストライキの可能性に注目し、白金市場に対して強気な見方も一考かもしれません。


2月22日

白金市場パート2

 ジバニエ・スティルウォータ社の金鉱山では、AMCU組合員による1万5000人規模ストライキが3カ月間続いております。それに対して ジバニエ・スティルウォータ社は、同社の金鉱山で6600人規模の大型リストラ計画を公表しました。それを受けてAMCUは2月19日、ジバニエ・スティルウォータ社の白金鉱山と石炭鉱山の組合員に対して2次的ストライキ(同情ストライキ)を呼びかけました。そして、ANCUは、ロンミン社やアングロ・プラチナの白金鉱山の労働組合員や、アングロ・ゴールド社とハーモニー・ゴールド社の金鉱山の労働組合員にも2次的ストライキ(同情ストライキ)を呼びかけました。それらの2次的ストライキ(同情ストライキ)は、2月28日~3月7日に予定されております。

 AMCUは1月14日、同社の白金鉱山の労働組合員1万2500人に対して2次的ストライキ(同情ストライキ)を呼びかけましたが、その時は、2次的ストライキ(同情ストライキ)は起こりませんでした。しかし、今回は、ジバニエ・スティルウォータ社の金鉱山労働者に対して6600人規模の大型リストラ計画が公表された直後ですから、大規模リストラ計画が予定されているロンミン社の白金鉱山の労働組合員がストライキに賛同する可能性はあります。

 白金生産世界1位のアングロ・アメリカ社と白金生産世界3位のロンミン社と白金生産世界4位のジバニエ・スティルウォータ社の白金鉱山でストライキが発生すれば、世界の白金生産の5割ほどが一時的に停止することになります。それだけに、白金市場に注目することも一考かもしれません。