本日配信しました週間レポートの一部をご紹介します。参考にどうぞ。



天然ゴム市場の総括

東京ゴムRSS3は、3月4日の高値(209.5円)から3月22日11時の189円まで20円ほど下落しました。東京ゴムRSS3が昨年11月中旬の安値から60円ほど上昇し、3月4日の高値から20円ほど下落したので、「昨年11月中旬からの上げ幅の3分1押し」となりました。しかし、昨日のタイ・バンコクのRSS3現物価格がキロ当たり54.21バーツとなり、年初来高値を更新しました。

昨日のタイ・バンコクのRSS3現物価格はキロ当たり54.21バーツ(約189円)であり、キロ当たりの輸入諸経費を8円で計算すると、輸入採算価格が約197円となります。それに対して3月22日11時時点の東京ゴムRSS3の当限が輸入採算価格を20円ほど下回っております。それにしても、東京ゴムRSS3が月初の高値から20円も下落した間に、産地現物価格がじり高基調を続けていることには驚かされます。それだけに、「生産者は安売りをしない」と考えるべきかもしれません。

主生産国による天然ゴムの輸出削減策が4月1日から開始されることや、減産期により4~5月の天然ゴム生産が最も減少すること、天然ゴムの減産期中にエルニーニョ現象による干ばつが発生する可能性が高まっていることなどを受けて、産地現物価格が強含みを続けております。そして、東京ゴムRSS3の期近限月が輸入採算コストを20円ほど下回っているだけに、東京ゴムに対して強気な見方も一考かもしれません。