3月27日

金市場 

 先週末の米国市場では、3か月物国債利回りと10年物債券利回りが逆転する逆イールド状態が発生して景気後退懸念が高まり、同日のNYダウが460ドル安となり、同日のNY金も1322ドルまで上昇しました。昨日の米国市場では、米債券利回りが少し安定し、NYダウも140ドル高となり、昨日のNY金も小幅安となりました。ドル円が昨日15:15比で45銭の円安となり、本日の東京金は、13時時点で前日比10円高の4668円です。

 NY金は、3月8日によりじり高基調を続けております。その反面、東京金は、3月14日より46400~4685円附近での小動きを続けており、方向性の感じられない展開が続いております。しかし、年初から下落基調を続けてきたシカゴVIX指数(恐怖指数)が先週22日から上場基調に転じ始めましたので、「リオスクヘッジの金投資」への注目もようやく高まりそうな状況となってきました。米国の現在の短期債利回りと長期債利回りがほぼ同水準となっており、少しの変化で逆イールドへと再び変化する状態となっているだけに、しばらくは、「リスクヘッジの金投資」が注目されることになりそうです。

 トランプ米大統領が指名したFRB理事候補のムーア氏は22日、「FRBは直ちに0.5%ポイントの利下げを実施すべきだ。」と述べております。3~4カ月前までは、米国の2019年の利上げ見通しが「年4回」でしたが、今月のFOMC声明を受けて「年0回」にまで変化し、年内の利下げを見込む動きまで出てきました。これほど短期間で利上げ観測が大きく後退したことは、それだけ米国経済の成長鈍化を見込む流れが強まったということでもあるので、ここは、「リスクヘッジの金投資」に注目するべきかもしれません。
東京金の日足
恐怖指数

 

※チャートの情報提供元は(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドです。チャートの著作権は、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドは一切の責任を負いません。