3月27日

トルコリラ

 トルコリラ・円は、先週22日16時時点までは1トルコリラ=20.5円附近で推移しておりましたが、23日4時頃に一時18.756円まで暴落しました。しかし、翌25日からは、スワップレートの急上昇を受けてトルコリラが急上昇に転じ、現在は、暴落前の1トルコリラ=20.5円付近まで戻っております。

 トルコリラの翌日物スワップレートが22%からたった2営業日で一時330%まで急上昇しました。また、1週間物スワップレートも24%からたった2営業日で125%まで急上昇しました。このような現象は、トルコの金融機関のスワップ市場での取引量を、トルコ中銀が規制上限である25%から引き下げたことで流動性不足が発生しておこりました。それを受けて25日のトルコリラのスワップレートが急上昇することになり、トルコリラも急上昇に転じることになりました。

 米国がゴラン高原をイスラエルの領土との立場を支持することが伝えられ、それを受けて米国とトルコの対立が更に強まるとの観測が高まりました。それを受けてトルコリラ売りが加速し、トルコリラが22日に大暴落となりました。また、JPモルガンが22日に発行したレポートで、「トルコリラ売り」が推奨されていたことも、トルコリラ売りを誘ったようです。

 今後、トルコリラが再び急落することになれば、トルコ中銀が再びトルコの金融機関のスワップ市場での取引量規制を引き下げる可能性があります。今回のトルコ中銀の大胆なトルコリラ防衛策を受けて、トルコリラがしばらく強含むことになりそうです。