3月28日
白金市場
 13時時点で東京白金が31円ですが、東京パラジウムは今朝から300円安でCB発動となっております。さすがに7か月間で2400円も上昇しただけに、反動安も凄まじいものがあります。
 欧州議会は27日、自動車のCO2排出量目標の厳格化を決定しました。それによると、CO2排出量を2025年までに15%削減し、2030年までに37.5%削減するというものです。そして、それらのCO2排出量削減目標の最終承認は、4月15日の欧州議会で採決されることになります。4月15日の欧州議会で新たなCO2削減目標が最終承認されることになれば、ガソリン車に対してCO2排出量が圧倒的に少ないディーゼル車への注目が高まることになりそうです。
 欧州では、ディーゼル車の排ガス不正問題を受けて、この4年間でディーゼル車が大幅に減少し、ガソリン車が大幅に増加することになりました。ガソリン車の増加は、ガソリン車の触媒に多く使用されるパラジウムの消費量拡大の要因となりました。そして、ディーゼル車の減少は、ディーゼル車の触媒に多く使用される白金の消費減少の原因となりました。それを受けてパラジウムが高騰を続け、白金が下落を続けてきた経緯があります。
 ディーゼル車に比べてCO2排出量が圧倒的に多いガソリン車の割合が急増したことを受けて、欧州のCO2排出量が大幅に増加しました。しかし、ここで欧州政府が新たなCO2削減目標を最終承認することになれば、欧州市場でCO2排出量の多いとされるガソリン車の割合が減少傾向に転じ、CO2排出量の少ないとされるディーゼル車の割合が増加傾向に転じる可能性が高まります。ここは、ガソリン車に比べてCO2排出量が圧倒的に少ないディーゼル車の触媒に主に使用されている白金に注目するところかもしれません。