4月8日

金市場

 先週末のNYダウは、40ドル高(0.15%高)の2万6424ドルで取引を終えました。NYダウは、あと527ドル(2%)上昇すれば、昨年10月期に記録した最高値を更新します。先週末のS&P500種株価指数は、0.46%高の2892ポイントで取引を終えました。

 先週末のNYダウやS&P500種株価指数が共に年初来高値を更新しても下落しなかった先週末のNY金は注目でしょう。

バンク・オブ・アメリカの4月5日付けのレポートでは、「各国の中央銀行が一斉に成長刺激に力を入れた局面が3月にピークに達したため、米国株式市場は今年最大の好調期を過ぎた可能性が高い。リスク資産がこれまで大きく上げたのは、各中銀がすべてを投じたからだ。流動性のピークは、上昇局面の終わりが4月に始まったことを意味する。S&P500種株価指数は、は4~6月に3000歩イントを超えた後に崩れるだろ。」と指摘しております。

S&P500種株価指数の最高値は、昨年9月21日の2940ポイントであり、次いで昨年10月3日の2939ポイントです。S&P500種株価指数は、あと1.7%上昇すれば史上最高値を更新し、あと3.7%上昇すれば3000ポイントの大台乗せとなります。米国株に対する高値警戒が付きまとう限りは、「リスクヘッジの金相場」に注目するべきかもしれません。そして、NYダウやS&P500種株価指数が史上最高値を更新することになれば、米国株の急落に備えて金相場に対する本格的な買い出動も一考かもしれません。
S&P500種株価指数の日足

 

 

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