4月24日

金市場パート3&原油市場パート4

昨夜のS&P500種株価指数とナスダックが終値ベースで史上最高値を更新し、S&P500種株価指数の瞬間高値が昨年秋に記録した史上最高値まであと4ポイント(0.14%)に迫ったので、ここからの株式市場の上値は重くなりそうです。

 上海総合株価指数は、1月4日の安値(2440.91ポイント)から4月8日の高値(3288.45ポイント)まで35%も上昇しました。しかし、この3日間の下落により、4月8日の高値(3288.45ポイント)と4月22日の高値(3279.49ポイント)でダブルトップを形成する可能性も高まってきました。

 4月19日夜に公表された政治局会議後の声明にレバレッジ削減と住宅市場の投機防止への言及もあったので、「中国経済の足取りが十分に安定し、追加の支援策は必要ない。」と受け止められるような内容となった事を受けて、翌週明けとなった22日からの中国株が下落しております。さすがに上海総合株価指数が3カ月間で35%も上昇しただけに、中国政府としても「市場の過熱防止」が必要と判断したようです。それを受けて上海総合株価指数がダブルトップを完成させた可能性も高まってきました。

 欧州総合株価指数(ユーロストック50)は、昨年12月27日の安値(2908ポイント)から4月22日の高値(3506ポイント)まで4か月間で20.5%も上昇しました。ドイツやイタリアの景気減速が警戒されているだけに、警戒が必要です。

 日経平均株価は、昨年12月25日の安値(1万9117円)から本日朝方の高値(2万2358円)まで17%ほど上昇しました。米国株の昨年12月下旬からの上昇基調に日本株も追随しているようです。それだけに、ここで米国株が下落基調に転じれば、欧州株や日本株、中国株なども下落基調に転じ、世界的な株価下落となる可能性も高まります。そして、S&P500種採用企業のアナリストによる1~3月期の企業利益予想が昨年10月1日時点の8.1%の増益見通しから本日時点で1.3%の減益見通しにまで悪化しているだけに、S&P500種株価指数が史上最高値を更新して更なる上昇を続けるだけの強気ファクターが存在しているとは到底思えません。それだけに、S&P500種が市場最高値を更新したことを受けて、これまでの上昇基調に対する達成感がかなり高まりそうです。「上がった株は自分の重みで下がる」や「人気の重みで、株価が沈む」という相場格言もあるように。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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