5月22日

原油市場パート2

 サウジアラビアの内閣にあたる閣僚評議会は22日、「石油市場における均等を達成し、持続的な市場の安定に向けて取り組む。」と表明しました。また、サウジアラビアのハリファ・エネルギー相は20日、「我々が優先するのは、在庫が穏やかに減少しながらも確実に平均水準に向かい続けるような生産管理を維持することだ。」と述べております。こうした声明や発言からも、トランプ大統領の呼びかけによる増産への姿勢の表れが感じられます。減産を続けてきたサウジアラビアが増産に転じる可能性が高まってきたようです。

 先週12日にサウジアラビアのタンカー2隻とUAEの商業船4隻がホルムズ海峡付近で攻撃されました。翌13日には、サウジアラビアの石油パイプラインがイエメンの反政府勢力であるフーシ派のドローン(無人機)からの攻撃を受けました。それを受けてブレント原油が3ドルほど上昇することになりましたが、既にその高値から1ドル20セントほど下落しております。タンカーやパイプラインの被害が軽微であったことから、時間経過と共に「中東の地政学的リスク」も沈静化に向かうものと思われます。それと共に原油価格が下落する可能性があります。