5月22日

天然ゴム市場パート6

天然ゴムの主生産地である東南アジア周辺では、エルニーニョ現象が発生すれば、年間を通してホット&ドライが強まるとされております。過去にもエルニーニョ現象による干ばつで天然ゴムが急騰したことは多く、今回も干ばつに被害が複数の地域で確認されております。世界最大の天然ゴム生産地であるタイ南部では、4~5月が暑季となり、ホット&ドライが強まる時期です。そして、タイの天然ゴム生産は、4~6月が最も減少する時期です。このホット&ドライが強まる天然ゴムの減産期である4~6月に、「エルニーニョ現象によるホット&ドライ」が加われば、産地の天然ゴム生産が例年以上に減少することになります。

その反面、東南アジア周辺では、ラニーニャ現象が発生すれば、年間を通して低温になるとされております。更に、ラニーニャ現象が10~12月頃に発生すれば、洪水が多発するとされております。タイ南部では、雨季の中でも特に降水量が増加する多雨期が10~12月となります。その多雨期である10~12月に、「ラニーニャ現象による降水量増加」が加われば、大規模洪水が発生する可能性も高まります。最近では、2016年12月~2017年1月にタイで大洪水が発生したことは、記憶に新しいことかと思われます。

天然ゴム市場で天候悪化に注目するのであれば、「エルニーニョ現象発生中の4~6月頃」か、「ラニーニャ現象発生中の10~12月頃」が特に注目に値する時期といえそうです。
東京ゴムRSS3の月足

 

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