6月18日

白金市場パート2

 2014年頃までは、金価格より白金価格が高いことは普通の事でした。しかし、2015年になると、フォルクス・ワーゲン社でディーゼル車の排ガス不正問題が圧覚し、それから4年間もディーゼル車放れが続きました。その間にドイツの自動車販売台数に占めるディーゼル車の割合が49.5%から昨年9月の29.3%にまで大幅低下しました。ここまでディーゼル車の販売割合が低下し、その反面、ディーゼル車にかわってガソリン車の販売割合が増加すると、ガソリン車の触媒に主に使用されるパラジウムが供給不足となって高騰を続けました。そして、ディーゼル車の触媒に多く使用される白金が供給過剰となり、下落基調を続けました。しかし、4年間続いたディーゼル車離れも昨年秋で終了し、ディーゼル車の販売割合がここにきて増加傾向を強めてきたことは注目でしょう。

5月のドイツでの自動車販売台数は、前年比で16%増加し、年初来で4.5%増加した。そして、自動車販売台数に占めるディーゼル車の割合が33.3%まで回復し、過去最低となった昨年9月の29.3%から回復基調を強めてきました。一方、日本自動車輸入組合が6日に発表した5月の外国車販売台数は、前年同月比3.2%減の2万341台となりましたが、ディーゼル車の販売割合が過去最高となる全体の27.0%まで上昇しました。

2015年から続く白金市場最大の弱材料であった「ディーゼル車放れによる白金需要の減少傾向」が終了し、今度は一転してディーゼル車の販売割合が増加傾向を強めてきました。。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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