7月31日

白金市場

 NY白金の電子取引は、昨日22時ごろの885ドル付近から今朝2時半ごろには872ドルまで下落しました。その後は875ドル付近で小動きを続けていましたが、8:45ごろから上昇に転じ、9:50時点で879ドルです。東京白金は、9:50時点で10円安です。

 昨日のNY市場では、南ア大手白金鉱山会社での労使交渉に関する新たなニュースは特にありませんでした。南ア大手白金鉱山会社側と労働組合側が互いに「次の一手」を探っているところのようです。3年前の労使交渉で合意された「3年間の労働契約」が先月末で期限切れとなっただけに、そろそろ労働組合側の次のアクションがありそうです。

 東京白金は、南ア大手白金鉱山会社で労使交渉が開始された7月9日より、「右肩上がりの下値抵抗線」を形成しながら上昇基調を続けております。それと共に2種類の「右肩上がりの上値抵抗線」も形成しております。東京白金は、先週末26日の夜間取引で一時3010円まで下落して「右肩上がりの下値抵抗線」に触れ、その後から上昇に転じました。そして、昨日早朝に一次3084円まで上昇して「右肩上がりの上値抵抗線」に触れ、その後から下落に転じました。そして、今朝2時半ごろに一時3033円まで下落して「右肩上がりの下値抵抗線」に触れ、その後から上昇に転じております。今月9日からの東京白金は、テクニカルにかなり忠実な値動きをしながら上昇基調を続けております。
東京白金の日足