9月11日

白金市場パート3

本日の東京パラジウムは、13:45時点で76円高の5183円まで上昇しております。NYパラジウム(9月限)は、1カ月前より安定した上昇基調を続けており、7月に記録した史上最高値(1600ドル50セント)まであと48ドルに迫ってきました。また、東京パラジウムも7月高値(5289ドル)まであと105円に迫ってきました。そして、NYロジウムは、年初より2倍となり、今月になって1g当たり5050ドルまで上昇する場面もありました。白金族金属であり自動車触媒用金属であるパラジウムとロジウムの高騰は、同じ自動車触媒用金属である白金の上昇要因となります。

7月より中国の16の都市で排ガス基準が1段階引き上げられ、古い排ガス基準の自動車の販売が出来なくなりました。それに加えてここで中国政府が自動車購入支援策を中心とした経済対策を打ち出すことになれば、自動車触媒用金属であるパラジウムとロジウムの供給不足が更に深刻化することとなり、パラジウムとロジウムの上昇力も更に強くなることが予想されます。そうなれば、「自動車触媒用金属におけるパラジウムやロジウムの代替銘柄としての白金」がより注目されることになります。

中国国務院は8月27日、自動車購入に関する規制の緩和・撤廃を含む消費活性策を検討していることを明らかにしておりますので、中国政府が自動車購入支援策を中心とした景気対策を近々発表する可能性も高まっております。そして、中国政府系新聞である環球時報編の集長は本日、「中国は、貿易戦争の悪影響緩和に向けた措置を導入する見通しだ。この措置は米中両国の一部企業に恩恵をもたらす。」とのコメントを投稿しており、このことからも中国政府が近く経済対策を投入する可能性が高そうです。それにより、自動車関連銘柄である東京白金に注目することも一考かもしれません。