10月16日

トウモロコシ市場

 東京トウモロコシは、8月28日の安値(2万2220円)から安定した上昇基調を続け、昨日夕方時点で一時2万4500円まで上昇し、1カ月半で2280円幅も上昇しました。東京トウモロコシが2280円動けば、1枚=6万円の証拠金に対して11万4000円の値洗いが動いた計算となります。

 シカゴコーンは、9月9日の安値(340セント)から10月14日の高値(402.5セント)まで上昇し、2カ月ぶりの「4ドルの大台乗せ」となりました。しかし、翌15日は393.25セントまで下落し、「4ドルの大台乗せ」で利益確定の売り圧力が高まったようです。しかし、現在の米国産トウモロコシの単収見通しによる1ブッシェル当たりの生産コストが410セント付近となっているので、農家の売り圧力はまだそれほど高まりそうもありません。

 シカゴコーンは、5年連続の豊作となり、5年連続で9月上旬に底打ちして上昇に転じました。米国産トウモロコシが豊作となれば、秋高の現物呼び出し相場に発展する可能性が高まるだけに、「現物呼び出し相場」を想定した分析が必要となりそうです。

 豊作見通しとなれば、天候相場中では「豊作は売り」となり、下落基調を強めます。しかし、収穫作業開始直前の需給報告となる「米農務省による9月の需給報告」の発表を終えると、それまでの豊作観測が「豊作決定」といったような見方へと変化し、天候相場から需給相場に移行する傾向があります。需給相場になれば、「豊作観測による安値=農家の売り渋り」といった流れとなり、現物市場がひっ迫することもあります。そうなれば、シカゴコーンが秋高の現物呼び出し相場へと発展する可能性も高まります。

 シカゴコーンが、秋高の現物呼び出し相場に発展すれば、10月後半~11月前半頃に天井形成する傾向が高いようです。この時に「槍天井」のような短期間で急騰して急落するような天井形成のパターンはほとんどありません。現物呼び出し相場では、農家が十分な量のトウモロコシを売りつなぐ時間が必要になるので、半月間ほど高止まりして天井形成するパターンが多いようです。それにより現物呼び出し相場では、買いポジションを早めに利食いするのではなく、じっくりと天井形成を見定めてから利食いすることも一考です。

 そして、農家が十分な量のトウモロコシを売りつなぐ局面を見定めたのであれば、その後は、「売りポジション」に転じて弱気な見方も一考かもしれません。「この水準で農家が大量に売りつないでくる」という局面が「需給相場の天井圏」となる傾向もあります。しかし、南米の穀物生産に対する注意は必要となります。南米の穀物生産は、北半球の秋に作付けして翌年の春に収穫するので、北半球の冬

 東京トウモロコシの日足
シカゴコーンの日足

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