1月8日

金市場&原油市場パート7

 イランにある2つの米軍事施設に対して、イランから10発以上の弾道ミサイルが発射され、今朝から金や原油が急騰しました。しかし、トランプ大統領は、「すべては順調です!ミサイルは、イランからイラクにある2つの軍事基地に発射されました。現在、犠牲者や損害状況の調査を行っています。今のところは問題ない!世界で最も強力で装備の整った軍隊があります。 明日の朝に声明を発表します。」とコメントしております。イランの弾道ミサイルの大半が迎撃された可能性もあります。

 イエメンのイスラム教シーア派武装勢力のフーシ派は、サウジアラビアを中心とするアラブ連合と3年半ほど戦闘を続けており、その間にフーシ派は、イランから購入したとされる弾道ミサイル300発ほどをサウジアラビアに対して発射しました。しかし、サウジアラビアは、米国から購入したパトリオットミサイル(パック3)で、それらの弾道ミサイルの大半を迎撃してきました。

 イランからイラクの米軍事基地に向けて今朝発射された弾道ミサイルは、「10発以上」と報告されているので、その大半がイラクの米軍基地にあるパトリオットミサイル(パック3)により迎撃された可能性は高そうです。

湾岸戦争で使用されたパトリオットミサイル(パック2)の迎撃確率は、サウジアラビアで70%を記録しました。パック2より更に進化したパック3の迎撃確率は、さらに向上しているだけに、イランより今朝発射された弾道ミサイルの9割ほどは、パック3によって迎撃された可能性があります。また、イランにある米国の空軍基地の敷地は広大なだけに、今朝のミサイル攻撃で人的被害がなかった可能性もあります。トランプ大統領が本日、自身のツイッターで、「今のところは問題ない!世界で最も強力で装備の整った軍隊があります。」とコメントしていたのは、「弾道ミサイルに対するパトリオットミサイル(パック3)での迎撃」を指していたのかもしれません。