2月13日

天然ゴム市場

 新型コロナウイルスの感染拡大ペースが今月になって初めて鈍化し、「新型ウイルスに対する脅威」も沈静化し始めているように感じられます。そうした流れを受けて昨夜のNY原油も上昇したようです。NY原油は、1月8日の高値(65.65ドル)から2月10日の安値(49.42ドル)まで16.23ドルも下落し、それと共に東京ゴムRSS3や多くの非鉄金属銘柄も大幅下落しました。しかし、ここにてNY原油が2月10日の安値から2.2ドルほど上昇しており、原油市場を中心として工業品銘柄全体が反発に転じる可能性も出てきました。

 タイ防災局のモントン局長は11日、同局が北部、東北部、中部の計21県を干ばつ被災エリアに指定したことを明らかにしました。21県127郡の674地区にある5809村で干ばつが発生しているそうです。タイは1戸76県あり、4分の1以上の県が深刻な干ばつに見舞われている状態です。しかも、タイの国家水資源事務局は、2020年2~5月に悪化する見通しの干ばつの影響軽減に向けて、25の政府機関と連携することを発表しております。タイの気象庁は、これから5月にかけて「過去10年間で最悪の干ばつ被害となる可能性がる。」と警告しております。タイが雨季入りする6月頃までは、時間経過と共に干ばつが深刻化する可能性も高まってきました。干ばつとなって降水量が減少すれば、ゴムの木の樹液の採取量も減少する事になりますので、タイの天然ゴム生産が5月頃に向けて大幅減産となる可能性もあります。また、インド洋ダイポール現象の発生を受けて東南アジア周辺で干ばつ被害が増加する見通しとなってだけに、タイ以外にもインドネシアやマレーシア、ベトナムなどの天然ゴム生産も干ばつの影響を受ける可能性があります。