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4月2日
天然ゴム市場
上海ゴムの当限の安値は、2008年12月が9565元、2015年11月が9150元、2016年1月が9255元、2018年6月が9855元であり、今年の安値が昨日記録した8935元となり、上場来安値を昨日記録しました。一方、上海ゴムの取引中心限月の上場来安値は、3月23日に記録した9300元であり、次いで本日朝方に記録した9360元です。ここにきて上海ゴムが記録的な安値を記録しております。
明日予定されているトランプ大統領と米大手石油会社の首脳陣との会談で、米国も減産威参加することが決定すれば、OPECプラスによる協調減産が復活する可能性も高まります。
米シェールオイル生産のホワイティング・ペトロリアムは1日、米連邦破産法第11条(民事再生法に相当)の適用を申請しました。今回の原油価格の暴落で初めてとなる原油生産に関する上場企業の経営破たんです。ホワイティング・ペトロリアムの経営破たんは、米シェール油田が集中する米南部や米中部が支持基盤であるトランプ大統領の再選に影響します。そうしたことを背景としてトランプ大統領は3月31日、ロシアのプーチン大統領とサウジアラビアのサルマン皇太子に対して、「ロシアとサウジアラビアとの増産合戦」を停戦するようにテレビ会談を行ったようです。ここで米国が新たに参加してOPECプラスによる協調減産が復活する可能性も出てきただけに、原油の値動きに敏感な天然ゴム市場に対しても、短期的な強気な見方も一考かもしれません。