松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

2014年10月

とうもろこし市場

 シカゴコーンは、3ドル65セント付近から3ドル78セント付近まで急騰しました。シカゴコーンの上昇トレンドが今月2日から続いているものの、ここに来て上げ足を速めました。昨日のシカゴ市場では、とうもろこし、大豆、小麦が足並みをそろえて急騰しており、ここに来て天候への不安が高まったことが穀物市場全体を押し上げているようです。

 ロシアの民間調査会社から、15~16年度のロシア・ウクライナの冬小麦が土壌水分不足と例年より早い寒冷型の天気で凍害に見舞われる可能性があることが伝えられております。また、オーストラリアの豪州農業投資銀行は、14~15年度の小麦は、霜害や嵐の影響で生産高を2350万トンから2300万トンに減少する見通しを発表しております。そして、ここに来てシカゴの低温警戒も無視できなくなってきた模様。ウエザーサービスの週間予報では、シカゴの最低気温が本日30日2℃、31日~2日マイナス1℃、3日5℃、4日6℃となり、収穫が大幅に遅れているとうもろこしへの霜害が警戒されている模様。シカゴの、とうもろこし、大豆、小麦が今年5月頃から足並みをそろえて長期下落トレンドを続けてきただけに、強材料に敏感に反応しているのではないでしょうか。

東京とうもろこしの日足
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シカゴコーンの日足
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情報提供 : (株)インベステック
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原油市場

 昨日15時半比でブレント原油が1ドル10セント高、NY原油の電子取引が15セント高付近で推移しており、ブレント原油が大きく上昇しました。ブレント原油の大幅上昇と円安が大きく進んだことを受けて、東京ガソリンは720円高付近で推移。英国銀行大手のバークレイズが前日に英国のブレンド原油の価格見通しを下方修正発表したことにブレント原油が反応した模様。

 バークレイズが28日に発表したレポートでは、ブレント原油の来年の価格見通しを、従来の1バレルあたり平均96ドルから93ドルに下方修正発表しました。原油価格見通しの下方修正発表は、一見弱材料と感じる投資家もおられるかもしれません。しかし、ブレント原油が84ドル付近まで下落している状態で「来年のブレント原油は平均93ドルの見通し」と発表されれば、価格見通しの下方修正発表でも弱材料というわけではありません。それが証拠にバークレイズはそのレポートで「供給が一時的に減少し、原油価格が今年10~12月で緩やかに回復する」と説明しております。数日前に米銀大手のゴールドマン・サックス・グループによる原油価格見通しが下方修正発表されたが、「価格見通しの下方修正発表」をそのまま弱材料と判断してしまった投資家も多いのではないでしょうか。


ブレント原油の日足
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東京ガソリンの日足
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ゴム市場

 昨日の上海ゴムは、310元高(キロあたり5円50銭高換算)にまで急騰して取引を終えました。そして本日の東京ゴムは、サーキット・ブレーカーを交えて急騰しております。10:10時点での東京ゴムは、当月限で6円40銭高、先限で5円20銭高です。そして先ほど取引が開始された上海ゴムは、180元高付近で推移しております。

昨日の国際天然ゴム公社(IRCO)のホームページでは、マレーシアが生産コストを下回る値段で天然ゴムを販売しないことを約束したことが記載されております。また、タイ政府がゴム農家への支援策として580億バーツ(約1915億円)の支援策を承認したことも記載されております。マレーシアからの思わぬニュースがあり、タイ政府が天然ゴム農家への支援策としては過去に例がないほどの大規模支援策を承認したことも伝わり、それに昨日の上海ゴム市場が反応した模様。市場予想を大きく上回る天然ゴム農家への支援策の承認により、タイ政府が掲げた目標である「2ヶ月以内に生産コストとされる60バーツにまで現物価格を引き上げる」という政府方針に対する警戒でゴム市場が大きく反応している模様。ちなみに、昨日のタイ・ハジャイの現物価格は、原料価格で51.35バーツ、製品価格で54.95バーツとなり、生産コストを大きく下回っております。また、マレーシアからのコメントも気になります。


東京ゴムの日足
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金市場「FOMC声明」

 FOMC声明では、大方の予想通りに低金利を「相当な期間」維持するという表現方法を継続しました。しかし、労働市場に対する表現方法が前回から変化しました。前回の「労働力の活用がなお極端に低い状態にある」という表現から「労働市場の状況はやや一層改善した。雇用は着実に伸び、失業率は低下している。労働市場のさまざまな指標は労働力の活用不足が徐々に解消されつつあることを示唆している。」へと変化しました。FOMC声明で労働市場の改善が指摘されたことを受けて早期利上げ観測が高まり、ドル買いが進みました。

 ユーロドルは、FOMC声明を受けて1ユーロ=1.277ドル付近から1.262ドル付近まで急落しました。ドル高が進んだことで現在のドル円は、昨日15時半比80銭円安の1ドル=108円95銭付近で推移。ドルが大幅上昇した事で、ドルの代替銘柄としての金相場が大きく下落しました。NY金は、1227ドル付近から一時1208ドル付近まで急落し、現在は1213ドル付近で推移。


東京金の15分足
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ドル円の日足
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ユーロドルの日足
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金市場

 昨夜のNYダウは、187ドル高の1万7005ドルとなり、3週間ぶりに1万7000ドル台にのせました。NYダウは、2週間前に1万5800ドル付近まで下落したが、米国企業の第3四半期決算が全体的に良好な内容となったことから、この2週間で安値から1200ドルほど上昇しました。1万7000ドル台は、今年7月や8月下旬~10月上旬に推移していた水準となることから、居心地のよさそうな水準となるのかもしれません。しかし、この2週間でNYダウが大きく上昇したものの、その間のNY金は比較的小動きで推移しており、米国株とNY金との値動きの関連性があまり感じられません。

 ユーロドルが今月3~6日に1ユーロ=1.25ドル付近まで下落した時にNY金も1183ドル付近まで下落し、その後のユーロドルの上昇と共にNY金も上場しております。そしてユーロドルが今月14日に戻り高値をつけるとNY金の上昇力もなくなり、ユーロドルとNY金との値動きの関連性が強く感じられます。本日29日にFOMC声明&イエレンFRB議長会見、来週6日にECB理事会&ドラギECB総裁会見、7日に米雇用統計の発表が控えており、ドル相場において来週末にかけてビックイベントが続くことから、これからの動きに警戒する必要がありそうです。

 本日のイエレンFRB議長会見では、大方の見方は、低金利を「相当な期間」続ける方針を示し、「労働力の活用がなお極端に低い状態にある」とあらためて表明すると予想しているようです。いわゆる前回同様のコメントとなり、大方の見方が「ノーサプライズ」を予想しているようです。また、エコノミスト調査では、64人中62人が予定通りに債券購入プログラムの終了を決定すると見込んでいるようです。今月8日に発表されたFOMC議事録では、「世界的な経済減速が米国の成長にとってリスク要因となり得る」との懸念を表明したことにより、NYダウが1万7000ドル付近から5営業日で1200ドルほど急落したことから、「世界的な経済減速による米国の成長」をどのように表現するかも注目されるところかもしれません。FOMCを前にしてのドル相場の予想が難しいことから、FOMCによりドル相場の方向性が示されれば、その流れに乗ることも一考かもしれません。


NY金の日足
10月29日NY金

ユーロドルの日足
10月29日yurodoru

NYダウの日足
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ゴム市場

 本日の上海ゴムは、小幅安ではじまったものの、11時ごろから上昇に転じ、現在は1%高付近で推移。それを受けて東京ゴムも小幅高に転じました。タイのRSS3号FOBオファー価格は、先週末時点で170セントにまで上昇しており、それを円換算すれば約184円となります。それに輸入諸経費として1キロ=5円(オファー価格は船積み価格なので1キロ=5円で計算、現地現物価格であれば1キロ=8円で計算)すると、輸入採算価格を東京ゴムの当月限が下回っている状態です。しかも先限が減産期限月でもあることから、当面は順サヤが安定する可能性もあり、堅調な産地価格の上昇を考慮すると、東京ゴムの下げ余地は少ないと考えるべきかもしれません。

 今月上旬から中旬にかけての産地ゴム市場では、今月2日にインドネシアが提案した「キロ=150セントの最低販売価格設定案」に多くの生産国が同意を示しました。それによりタイのFOBオファー価格(RSS3号)が今月3日に148セントにまで下落して5年ぶりの安値を記録したが、翌日から上昇に転じ、先週末時点で170セントにまで上昇しました。特に今月中旬にタイ政府が天然ゴム生産者への大型支援策を決定し、政府目標として天然ゴム(RSS)を2ヶ月以内に生産コストとされる1キロ=60バーツ(約185セント換算)にまで引き上げることを発表して以来、産地天然ゴム価格の上げ足が速まりました。天然ゴム農家への大型支援策の決定により、生産者の売り急ぎが止まったことに加え、政府目標の発表により生産者の売り渋りが目立ち始め、産地価格の上げ足を速めたようです。タイ政府が目標設定とした1キロ=60バーツ(約185セント換算)に対して昨日のタイの現物価格(ハジャイのRSS3号)が製品価格で54.2バーツ、原料価格で50.95バーツとなり、まだ生産コストとされる水準を大きく下回っております。また、昨日のシンガポールゴムRSS3号の当月限が170セントですから、こちらも生産コストとされる水準を大きく下回っております。

タイ政府が今月中旬より天然ゴムの作付け面積の減少を推し進めており、来年の世界の天然ゴム需給が供給不足に転じる可能性も出てきました。国際ゴム研究会(IRSG)は今年9月に、今年の世界の供給過剰見通しを今年5月に発表した71万4000トンから37万1000トンへと大幅修正し、来年の世界の供給過剰見通しを20万2000トンと発表しました。今年5月の見通し発表から9月の見通し発表で大幅修正した理由をIRGSは、価格が大幅に下落したことにより、生産者の生産意欲が低下したことと説明したが、その発表後も天然ゴム価格が下落を続けました。IRSGの9月時点での見通しでは、来年は20万2000トンの供給過剰見通しだが、タイ政府が現在推し進めている作付面積減少の政策や、更なる価格低下による生産者の生産意欲の低下を考慮すると、来年の世界の天然ゴム需給が供給不足に陥る可能性も高まったと考えるべきではないでしょうか。計算では、タイが生産高を5%以上引き下げれば、来年の世界需給が供給不足に陥る計算です。しかも、インドネシアやマレーシアも価格てこ入れに動いていることから、更なる生産高の減少も予想されます。

 


東京ゴムの日足
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上海ゴムの日足
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原油市場

 NY原油の電子取引は、今月15日に79.4ドル、16日に79.1ドル、27日に79.4ドル付近の安値をつけており、この2週間ほど79~83ドル前後での小動きを続けております。一方、ブレント原油は、今月16日に82.9ドルの安値を付け、その後は少し水準を引き上げて84~87ドルの範囲内での値動きを続けております。今年6月の高値から今月の安値までの下落幅は、NY原油で約28ドル、ブレント原油で約33ドルとなり、下値警戒も高まっている模様。

米銀大手のバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)は今月23日付レポートで、WTI原油が短期的に75ドルまで下落する可能性があるとの見通しを発表しております。また、大手投資銀行のゴールドマン・サックス・グループ は、来年1~3月のWTI原油の価格見通しを、従来の90ドルから75ドルへと引き下げたことが昨日伝わっておりました。更にゴールドマンは、来年1~3月のブレント原油の見通しを従来の100ドルから85ドルへと引き下げました。バンカメやゴールドマンなどがここに来て原油見通しの大幅引き下げを発表しておりますが、それに対して過敏に反応する必要はないのかもしれません。

ゴールドマンがブレント原油の見通しを85ドルへと大幅に引き下げましたが、現在値が85ドル付近で推移しております。そして、ゴールドマンの従来のブレント原油の見通しが「100ドル付近まで下落」でしたので、従来見通しが大きく外れたことで、ここに来て仕方なく見通しを現在値としたのではないでしょうか。ゴールドマンの原油市場でのデリバディブ取引の売買量は世界一を誇っておりますが、それでもブレント原油の見通しを大きくはずしたと考えるほうが妥当かもしれません。

ここで注目は、バンカメやゴールドマンの原油見通しの大幅引き下げを受けても小動きを続けている原油市場ではないでしょうか。もし、今の原油市場の地合いが悪ければ、バンカメやゴールドマンの見通しの大幅引き下げを受けて暴落してもおかしくなかったのではないでしょうか。相場格言では、「相場は相場に聞け」という格言もあり、材料に対するマーケットの反応を分析することこそが「相場は相場に聞け」ということではないでしょうか。


NY原油の日足
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ブレント原油の日足
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