松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

2014年12月

上海ゴム

 本日の上海ゴムが急伸して始まり、現在は1.5%高付近で推移。これにより上海ゴムが3営業日続伸となりました。また、タイの現物価格(ハジャイのRSS3号)が月初から上昇を続けており、今月になって下落に転じた日が1日もないことも注目でしょう。

東京ゴムの現在値は、4営業日前と同水準となっており、上海ゴムや産地現物価格の続伸に反した値動きとなっているようです。タイの現物価格(ハジャイのRSS3号)は、政府目標価格とされているキロあたり60バーツを上回り、先週末時点で60.5バーツです。これによる輸入採算価格は、60.5バーツ×3.6603円(バーツ円換算)+8円(キロあたりの輸入諸経費)=約229円40銭となります。それに対して東京ゴムの当月限が40円ほど割安となり、中限(3月限)でも30円ほど割安となっております。ここは、東京ゴムの大幅割安に注目するところではないでしょうか。


東京ゴムの日足
東京ゴムの日足

情報提供 : (株)インベステック
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円相場

 日本政府は27日、景気の下支えに向けた3.5兆円の経済対策を閣議決定しました。それにより国内総生産(実質GDP)を0.7%程度引き上げることが狙いとされており、来年春の統一地方選をにらみ、地域経済を下支えする姿勢を鮮明にしております。そのためにも2014年度補正予算の早期成立を目指すと見られており、2014年度補正予算を1月9日に、2015年度予算案を同14日にそれぞれ閣議決定する予定とも伝えられております。

 こうした経済てこ入れ策が打ち出されると、普通であれば円安に大きく進むものですが、今朝からドル円が20銭ほど円安に進んだだけであり、マーケットの反応が限定的です。これは、年末特有の閑散相場が影響しているのかもしれません。しかし、新政権が改めて経済へのてこ入れを鮮明にしてきたことから、円安の可能性に注目するところかもしれません。


ドル円の15分足
ドル円の日足

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原油市場

 先週末のNY原油の電子取引は、56.5ドル付近から54.5ドル付近まで急落し、55.1ドル付近で取引を終えました。そして週明けは上昇して始まり、現在は55.6ドル付近で推移。ブレント原油もこの1時間で0.7ドルほど上昇。

リビアの反政府勢力の「暁部隊」による主要石油港への攻撃により、同国最大の石油港であるエスシデル港の石油タンクにロケット砲が着弾。5基のタンクが炎上しており、強風で火災がさらに広がる可能性がある模様。同港の貯蔵タンクの容量は計620万バレル。リビア石油公社の報道官によると、同国の石油輸出は、11月に日量58万バレルまで増加していたが、反政府勢力による石油港への攻撃を受けて日量35万2000バレルにまで減少したことが伝えられております。リビア政府は、「反政府勢力への攻撃は、彼らのテロ活動の資金調達のための石油資源奪取である」と表明。反政府勢力の暁部隊は、リビアの「三日月地帯」と呼ばれる主要産油地帯への支配を目標として12月13日から石油施設制圧に動いております。リビア問題に加えてイラク&シリア領内のイスラム国勢力問題など、中東の地政学的リスクが気になるところでしょうか。


東京ガソリンの15分足
東京ガソリンの15分足

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原油市況&金市況「中東の緊張パート2

12月25日

原油市況&金市況「中東の緊張パート2」

米中央軍は、今月22日から23日にかけてシリア国内にあるイスラム国勢力の拠点に対して、戦闘機や戦艦からの巡行ミサイル(トマホーク)などを使って攻撃を行ったと発表しました。米国は、先月8日よりイラク国内のイスラム国勢力に対する空爆を続けてきましたが、シリア国内での空爆は初めてとなり、今回の空爆が最大規模となりました。米中央軍は、今回の空爆にはアメリカのほか、サウジアラビアやヨルダン、アラブ首長国連邦、バーレーン、カタールの中東5カ国が参加したことを発表。

米国による空爆の支援を受けてイラクやクルド人部隊、サウジアラビア、ヨルダン、アラブ首長国連邦、バーレーン、カタールなどがイラクやシリア領内のイスラム国勢力打倒に動き出しております。中東の地政学的リスクの高まりが警戒されるところかもしれません。特に中東の地政学的リスクに反応し易い金相場や原油相場は注目ではないでしょうか。

原油市場「サウジアラビアは80ドル想定?」

 サウジアラビアが2015年予算を発表しました。それにより「2015年予算は原油価格80ドルを想定しているようだ」との報道もあり、今朝からのブレント原油やNY原油の電子取引が上昇している模様。

 サウジアラビア財務省は25日、2015年予算を発表。歳出額は、前年より0.6%増加して過去最高の8600億リヤル(約2300億ドル)としました。歳入額は、前年から16%減少して7150億リヤル(約1910億ドル)。それにより財政赤字が1450億リヤル(約390億ドル)に達するとの見通しを発表。サウジアラビア財務相は、「4年間続いた原油価格の高騰により10月時点で9050億リヤル(2420億ドル)の財政準備金を積み上げることが出来たため、今後数年間の財政赤字に耐えることが出来る」と述べております。

 サウジアラビア財務相が、2015年の歳入額を「前年から16%減少して7150億リヤル(約1910億ドル)」と発表したことにより、「サウジアラビアは、2015年の原油価格を80ドルと想定している」との思惑が広がった模様。サウジアラビア財務省の元首席経済顧問であるスファキアナキス氏は、「サウジが来年の原油相場を80ドルと想定しているとすれば、相場回復を予想しているとのメッセージと受け止められる。」と述べております。そして、サウジアラビアが2015年の歳出額を過去最高としたことからも、原油価格の下落が一時的との見方の表れと受け止められたようです。もし、原油価格が現在値付近で今後数年間推移する見通しでは、到底、過去最高の歳出額を決定することなど出来なかったのではないでしょうか。今回発表された歳出額と歳入額を見る限り、サウジアラビアが原油価格上昇を見込んでいるように感じられます。サウジアラビア石油相のこれまでの発言は、原油市場に対するネガティブな内容ばかりでしたが、今回の「2015年の歳出額と歳入額」の発表を見れば、サウジアラビアの「本音」が垣間見られたのではないでしょうか。

イラク石油相はこれまで、「OPECはあと1~2年間は市場への介入を控える可能性がある。」と述べておりましたが、ここにきて「原油の適正価格はバレル当たり70~80ドル前後。価格が非常に低い水準まで下落し続け、全体の均衡が取れない状況となれば、明らかにOPECは介入しなければならない。」と述べており、これまでの発言内容から方向転換しているようです。これまでサウジアラビアと共に減産に反対の姿勢を示してきたイラク石油相の発言内容の変化は注目でしょう。こうしたイラク石油相発言やサウジアラビアの「2015年の歳出額と歳入額」により、今夜の米国市場で原油価格が急伸する可能性もあるのではないでしょうか。

前場市況2「穀物市場は利食いの急所か?」

 NYダウの電子取引が45ドル高付近で推移しており、最高値を更新しました。ドル円は、一時1ドル=120円40銭付近まで上昇し、現在は120円25銭付近で推移。NY金の電子取引が今朝から9ドルほど上昇し、NY原油の電子取引が今朝から30セントほど上昇。上海ゴムが1%高付近で推移し、3日続伸となりました。

 11時時点の東京金22円高、東京白金35円高、東京ガソリン440円高、東京ゴム1.2円高、東京とうもろこし10円高です。

投資銀行大手であるゴールドマン・サックスは、穀物相場の上昇が短期的なものであるとの見通しを発表しました。シカゴコーンやシカゴ小麦などは、堅調な米国需要や、ロシアが輸出を抑制するとの見方から上昇を続けているものの、そうした上昇は長続きしないことをゴールドマン・サックスが指摘していることは注目かもしれません。シカゴコーンは、10月2日から上昇トレンドを続けており、今月12日に4ドル台に突入し、23日に4ドル15セントまで上昇しました。しかし、4ドル台に突入して9営業日目になりますが、現在は4ドル08セント付近で推移しており、2週間ほど前から上昇力が感じられません。ここは東京とうもろこしの利食いの急所かもしれません。

シカゴコーンの日足
シカゴコーンの日足

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原油市場&金市場「中東の緊張」

 米大使館によれば、米空軍がこの1週間でイラク・シンジャル山地のイスラム国勢力への空爆を85回行ったことが伝えられております。米空軍の空爆に支援されたクルド人部隊がシンジャル山地をイスラム国勢力から奪還しました。イスラム国がイラクとシリアで勢力を拡大しており、その両国間の中継地点がシンジャル山地であることから、イスラム国の本拠地(イラクのモスル)への補給路を断つことに成功したようです。米軍高官は「これらの作戦はすべて、モスルのイスラム国勢力を孤立させる意図がある。われわれは最終的なモスル奪還作戦(モスル奪還のためイラク政府軍とクルド人部隊によるイスラム国への反攻作戦)のための環境を作ろうと努めている」と述べております。米空軍は、先月よりイスラム国勢力への空爆を続けており、「モスル奪還作戦」への環境作りを進めております。イラク政府軍やクルド人の部隊は、モスルから30キロの都市まで迫っており、モスル奪還作戦への下準備が進んでいるようです。そして米政府は、イラクに対して150億ドルの武器売却を決定しました。一部の議員は、イラクの武器代金支払い能力への懸念を表明しているようです。イラク政府軍とクルド人部隊によるモスル奪還作戦は、年明け早々に行われることが伝えられております。米国のイラクへの150億ドルに及ぶ武器売却が来年から始まることにより、2月頃からモスル奪還作戦が実施されるとの見方が有力なようです。ただ、モスルがイラク第2の都市であることや、イスラム国勢力がイラクやシリアの広範囲にわたることから、長い戦いを強いられるのは間違いないとの意見もあります。

 来年1月の金相場や原油相場は、中東の地政学的リスクの上昇により強含みで推移する可能性があります。1991年1月17日に勃発した湾岸戦争では、米国を中心とする国際連合がイラクのフセイン政権の打倒に動きました。当時、国際連合の戦力がイラク周辺国に集結し始めると、金価格が上昇を続けました。金相場が1ヶ月ほど上昇を続けたが、1991年1月17日の開戦と同時に金相場の暴落が始まりました。開戦当日の東京金がストップ高で寄り付いたが、その直後にストップ安となり、その後3ヶ月間ほど下落を続けた経緯があります。まさに「噂で買って、事実で売れ」ということでしょうか。湾岸戦争での経緯を考えれば、年明けから開戦を前にして金や原油が買われる可能性があります。そしてイラクを舞台にした湾岸戦争が1991年1月17日に開戦したように、今回もイラクを舞台にしたモスル奪還作戦が1月17日から開戦する可能性もあります。中東の緊張が年明けから高まる可能性もあり、それに向けたポジションを年末のうちに整えておくことも一考ではないでしょうか。

前場市況1

12月26日

前場市況1

昨夜の欧米市場は、クリスマスにより休場。今朝8時から取引が開始したNYダウの電子取引は、40ドル高付近まで上昇。ドル円は、今朝から25銭ほど円安が進みました。今朝8時から取引が開始されたNY金の電子取引は、2.5ドル高付近で推移。NY原油の電子取引は20セント高付近で推移。

 9:15時点の東京金6円高、東京白金12円高、東京ガソリン10円高、東京ゴム0.8円高。東京とうもろこし10円高です。

 本日は英・独・加・スイス・豪・NZ・香港・南アの市場が休場となります。


ドル円の15分足
ドル円の15分足

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