松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

2015年06月

トウモロコシ市場

 シカゴコーンの取引終了後に米農務省による育成進度報告が発表されました。6月28日終了週のトウモロコシの優と良の占める割合が68%となり、前週より3%低下し、前年同期を9%下回りました。トウモロコシのシルキングが4%となり、平年を4%下回りました。大豆の優と良の占める割合が63%となり、前週を2%下回り、前年同期を9%下回りました。大豆の作付けは94%となり、平年を3%下回りました。大豆の発芽は89%となり、平年を5%下回りました。

 シカゴコーンの優と良の占める割合は、6月7日終了週の74%に対して、6月28日終了週が68%まで低下しており、作柄悪化が続いております。特に今週発表で最も大きな作柄悪化となりました。そして、優と良の占める割合が前年同期をとうもろこしと大豆が共に9%下回っており、作付け時点での豊作観測が今ではまったく感じられません。トウモロコシのシルキングが平年を下回り、大豆の作付けと発芽も平年を下回っており、現時点では、平年を下回る作柄です。しかも、雨がちな天候が今後も予想されていることから、作柄が更に悪化するリスクも高まっております。そして春頃から活発化しているエルニーニョ現象が年末にかけて勢力を高めることも予想されており、不作に対する警戒が必要となるのかもしれません。

 9時から取引を開始したシカゴコーンの電子取引は、3セントほど上昇して始まり、昨日15時15分時点と同水準で推移。ドル円が昨日15時15分時点より10セントほど円安で推移しており、円安の分だけ東京トウモロコシの外電換算値が小幅高となっております。それに対して現在の東京とうもろこしが130円安付近で推移しております。


トウモロコシ市場パート6

 現在のウエザーニュースによる14日間予報は、降水確率30%以上が14日中9日間、高水確率50%以上が14日中4日間です。そして、晴れが14日中1日であり、晴れ時々曇りが14日中2日間ですから、日照不足が警戒される予報です。降雨予報自体は、先週末より少し改善されたものの、日照不足が心配される天候予想となっており、今夜のシカゴコーン市場では、今後の作柄悪化が警戒される展開となりそうです。

今夜のシカゴコーンは、取引終了後に米農務省から発表される育成進度報告を警戒して強含みで推移することも予想されます。そして、日本時間30日AM5時に米農務省から育成進度報告が発表され、作柄の悪化を受けて明日9時からのシカゴコーンの電子取引が上昇する可能性もあります。しかし、明日夜に米農務省から発表される作付面積と四半期在庫に対しては、警戒が必要となりそうです

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後場市況1

 ドル円が11時ごろに1ドル=123円15銭付近まで戻したものの、午後から再び円高に進み、現在は122円40銭付近で推移。午後からの円高の流れに国内商品市場銘柄が圧迫されました。東京白金と東京バージガソリンの下げ幅が目立っており、東京トウモロコシの上げ幅が目立っております。15時05分時点で東京金5円高、東京白金62円安、東京バージガソリン1400円安、東京ゴム1.9円安、東京トウモロコシ300円高です。

 上海総合株価指数は、14時ごろに7.5%安まで暴落しましたが、現在は0.5%安付近まで戻しており、プラス転換寸前の勢いです。上海ゴムも0.1%安付近まで戻しております。この中国株の安値からの急反発により、そろそろ東京ゴムの買い場を探すところかもしれません。

トウモロコシ市場パート5

本日のシカゴコーンの電子取引は、今朝9時に10セントほど上昇して寄り付き、その後、横ばいを続けております。14時20分時点での東京トウモロコシの外電換算値は480円高です。

東京トウモロコシは、今朝、前日比10円安の2万6390円で寄り付きましたが、その後上昇を続け、14時20分時点で350円高の2万6750円です。

東京トウモロコシは、月初より2300円ほど上昇しており、1枚3万円の証拠金に対して月初から11.5万円分の値洗いが動いた計算となります。しかし、シカゴコーンが今月15日に年初来安値を記録したばかりであり、シカゴコーンが上昇に転じて日柄が浅いことは注目でしょう。

最近の雨がちな天候により、米農務省から発表される育成進度報告に注目が集まっております。この発表は、日本時間30日AM5時に発表されることから、今夜のシカゴコーン取引の引け後発表となります。それにより明日9時からのシカゴコーンの電子取引が、作柄悪化を背景に上昇してはじまる可能性が高そうです。そうした意味では、明日9時からのシカゴコーンの電子取引を見据えて強気な見方も一考かもしれません。

トウモロコシ市場パート4「トウモロコシの基礎知識」

 米中西部穀倉地帯のトウモロコシは、4月中旬から6月上旬にかけて作付けが行われます。そして、10月中旬から11月中旬にかけて収穫されます。作付け期から収穫期までを「天候相場」と呼ばれ、秋から翌年の春までを「需給相場」と呼ばれます。天候相場の期間は、天候に左右される相場展開となります。米国のトウモロコシ生産は、アイオア州やイリノイ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、インディアナ州の5州で米国全体の64%を占めます。5大湖の南部~南西部に広がる穀倉地帯(米中西部)で米国全体の9割ほどを生産します。

世界のトウモロコシ生産(2013~2014年度見通し)は、1位が米国の3億5533万トン、2位が中国の2億1100万トン、3位がブラジルの7000万トン、4位がEUの6528万トンとなります。米国と中国の生産が世界全体の約59%を占めることから、米国と中国の生産高動向に世界のトウモロコシ価格が左右されることになります。

 世界のトウモロコシ消費(2013~2014年度見通し)は、1位が米国の2億9338万トン、2位が中国の2億1600万トン、3位がEUの7000万トン、4位がブラジルの5500万トンとなり、日本は1550万トンで7位となります。

 世界のトウモロコシ輸出量(2013~2014年度見通し)は、1位が米国の3556万トン、2位がブラジルの2000万トン、3位がウクライナとアルゼンチンの1800万トンとなります。輸出量だけを見れば、米国とブラジル、ウクライナ、アルゼンチンが上位を占めますが、生産高において米国と中国が世界全体の約59%を占めることから、春から秋にかけての天候相場期間は、米国や中国の生産高動向に注視する必要もあります。

 世界のトウモロコシ輸入(2013~2014年度見通し)は、1位が日本の1550万トン、2位がメキシコの1050万トン、3位が韓国の900万トン、4位がエジプトの570万トンです。日本が世界最大のトウモロコシ輸入国となります。

 米国トウモロコシの単収は、1970年当時が1エーカー当たり40~50ブッシェル程度でしたが、今では120~160ブッシェル程度まで増加しております。遺伝子操作や給水設備の発達などにより、1970年ごろから単収が増加傾向を続けております。それにより収穫量も、1970年当時の40億ブッシェル程度から120億ブッシェル程度まで増加しました。特にこの10年間で中国などの新興国が大きな経済発展を遂げたことにより、新興国での肉食が増えたことで世界のトウモロコシ消費が増加しました。世界の牛肉生産量は、1位が米国、2位がブラジル、3位がEU27カ国,4位が中国です。世界の豚肉生産量は、1位が中国、2位がEU27カ国、3位が米国です。世界の鶏肉生産は、1位が米国、2位が中国、3位がブラジルです。この10年間で中国の肉消費量が圧倒的な増加を遂げました。

 中国気象局は5月29日、「エルニーニョ現象の影響で今年は南部で豪雨、北部で干ばつに見舞われる。」との見通しを発表しました。それによると、「エルニーニョ現象は、中規模から大規模の強さで秋まで続くが、過去最強だった1997~98年よりは弱い。今年の夏は、とうもろこしや米の主生産地である北東部の松花江沿いや米や綿花の主生産地である長江中流域で深刻な洪水が発生すると予想される。一方、北部の大半地域と北東部の一部は干ばつになる可能性が高い。」との見通しを発表しました。インドの5月中旬からの熱波で2300人以上が死亡し、パキスタンの今月20日からの熱波で1000名以上が死亡したことも報告されております。北朝鮮や韓国は、100年ぶりとされるほどの干ばつ被害を被っております。タイなど東南アジアの複数の国で干ばつ被害が報告されております。これらは、1ヶ月ほど前からのアジア圏での異常気象です。春頃からエルニーニョ現象が活発化しており、中国周辺国でもかなりの異常気象が確認され始めました。中国はトウモロコシの生産高世界2位ですから、中国気象局の予報通りに中国穀倉地帯のトウモロコシがエルニーニョ現象の影響を受けることになれば、世界のトウモロコシ価格が高騰する可能性もあります。

 


 


トウモロコシ市場パート3

 天候予報の改善やギリシャショックに反して、今朝9時からのシカゴコーンの電子取引が10セントほど急騰して始まりました。先週末に強気相場入りとなったシカゴ小麦は、今朝からの電子取引で更に14セントほど上昇しております。米中西部で5月下旬~6月に降った大雨は、一部で記録的な雨量に達しており、作付けされたばかりの耕地が水浸しとなったことを受けて、シカゴ穀物市場が連騰しております。シカゴコーンは、安値から20%以上の上昇となる強気相場入りまであと18セントに迫っております。

 現在のウエザーニュースによる14日予報は、降水確率50%以上が14日中5日間となっており、先週末26日17時時点の「降水確率50%以上が14日中10日間」という予報からは改善しているようです。

 今週は、本日29日に米農務省から育成進度報告の発表があり、明日30日に作付面積と四半期在庫の発表があります。最近の雨がちな天候により、今夜発表の作柄がどれだけ悪化しているのかが注目されております。一方、明日30日発表の四半期在庫では、28年ぶりの高水準在庫が予想されております。ブルームバーグ・ニュースのアナリスト27人を対象に実施した調査によるアナリスト予想平均は、1日時点の米国トウモロコシ在庫が前年比18%増の45億5700万ブッシェルとなり、在庫増加によりシカゴコーンが9月までに21%低下するという内容でした。。。。。。。この続きはメール会員限定です。
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東京トウモロコシの日足
東京トウモロコシの日足

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ゴム市場

 上海総合株価指数が6月12日に年初来高値を記録しましたが、その後、2週間で20%の下落となり、弱気相場入り寸前となりました。そうした中国株の暴落を受けて上海ゴムも下落を続けました。しかし、中国人民銀行は27日、景気支援に向け貸し出しおよび預金の基準金利を0.25%引き下げ、1年物貸出基準金利は4.85%に、1年物預金基準金利は2.00%にそれぞれ引き下げることを発表しました。中国人民銀行が27日に「中国株の弱気相場入りは許さない」というような姿勢を示したことにより、中国株が上昇に反転する可能性が高まってきました。上海総合株価指数が2週間で20%の下落となっただけに、今週からの反発に注視することろかもしれません。

 今朝からのマーケットが「ギリシャショック」でリスクオフの流れとなっているようですが、東京ゴム市場としては、中国人民銀行の利下げ実施に注視するところかもしれません。そうした意味では、ここは東京ゴムの良い買い場となるのではないでしょうか。

東京ゴムの日足
東京ゴムの日足

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トウモロコシ市場パート2

 ギリシャの金融安定評議会は、週明け29日の銀行ATMの稼働を停止し、30日からの現金引き出しを1日当たり60ユーロに制限することを提言しました。ドル円は、7時ごろに1ドル=122円11銭まで円高が進み、現在は123円付近まで戻しております。NYダウの電子取引も7時ごろに340ドル安付近まで下落し、現在は240ドル安付近まで戻しております。今朝からのギリシャショックが少し緩和されてきたようです。ギリシャの銀行が休業に追い込まれたことや、預金引き出し制限が行われたことは、以前にもあったことであり、「またか」と感じる投資家も多いのではないでしょうか。

 シカゴコーンの電子取引は、今朝から10セントほど急騰し、4ドルの大台まであと3セントほどに迫っております。それにより現在の東京トウモロコシの外電換算値は、530円高付近まで上昇しております。9時30分時点の東京トウモロコシは250円高付近で推移しております。

みんコモコラムアワード2015
ColumnAward 2015特別賞

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