CFTCより先週末に発表されたNY原油におけるファンドなど大口投資家の買い越し枚数は、前週比4999枚増の21万5563枚となりました。ここで注目は、NY原油が今年3月中旬に42ドル付近まで下落して年初来安値を記録した時に大口投資家の買い越し枚数が20万6887枚まで減少して当時の今年最低の買い越し枚数を記録したことでしょう。そして今月下旬にNY原油が38ドル台にまで下落し、それと共に大口投資家の買い越し枚数が今年3月中旬以来となる21万564枚にまで減少しました。年明けからのNY原油における大口投資家の買い越し枚数が20~21万枚程度にまで減少した時にNY原油が底値形成している傾向は注目でしょう。
NY原油の日足
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サンワード貿易株式会社のアナリスト兼ストラテジスト。
1965年大阪生まれ、業界歴25年。
業界3年目にして歩合外務員として独立、
穀物相場を中心に手掛ける。
法人部時代にはガソリン・ゴムなど工業品銘柄を中心として
商社・当業者・投機筋などへ深く関わり
特殊知識を深める。
先物業界・貿日新聞の「天地人のコラム」を5年ほど連載。
10年前にブログ「北浜の虎」を立ち上げ、
現在はブログ名を「松永総研」に改名。
実に15年間、日々相場の最新情報を配信し続けている。