松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

2015年10月

本日もメール情報会員の皆様に限定

本日もメール情報会員の皆様に限定し、コメントをメールにてお送りしております。
メール情報会員の皆様は、お送りしたメールの内容を参考にしてください。

中国関連銘柄分析「第13次5カ年計画」

 上海総合株価指数は、8月26日の年初来安値(2850ポイント)から10月21日の高値(3447ポイント)まで20.9%の上昇となり、「安値から20%以上の上昇となる強気相場入り」となったものの、21日の後場から失速し、同日の取引を3%安の3320ポイントで終えました。8月の「チャイナ・ショック」から投資家心理がかなり落ち着きを取り戻しつつあるものの、更なる株価上昇に対してはやや手掛かり材料難といったところでしょうか。しかし、来週26日に中央委員会全体会議が予定されており、そこで策定される「5カ年計画」により、今後5年間の中国経済の成長をリードするセクターが明確化し始めると、中国人投資家の積極的な投資が進み、中国株が再び上昇力を増すことも考えられます。

 来週26日に開催される中国共産党の最高決定会議となる中国共産党第18期中央委員会第5回全体会議(中央委員会全体会議または5中全会)では、「第13次5カ年計画」について話し合われます。7月に開催された中国共産党中央政治局会議で中央委員会全体会議の10月開催が決定されました。7月の中国共産党中央政治局会議での声明は、「10月の中央委員会全体会議では、第13次5カ年計画の策定に関する提案の検討などが主要議題となる。第13次5カ年計画期はややゆとりのある社会の全面的完成にとって決定的な段階であり、奮闘目標をしっかりと押えて策定しなければならない。第13次5カ年計画期の中国の発展の環境、条件、課題、要求などには新たな変化が生じている。新たな常態を認識し、新たな常態に適応し、新たな常態を先導し、経済と社会の持続的で健全な発展を維持するには、新たな理念、新たな思考回路、新たな措置が必須。」という内容でした。この声明文からも、来週の中央委員会全体会議で策定される「第13次5カ年計画」で、中国経済の進むべき新たな方向性が示される可能性もあります。そうなれば、「第13次5カ年計画」による今後5年間で成長が期待されるセクターへの投資人気も高まり、それが原動力となって中国株が上昇力を強めることも考えられます。ここは、中国株上昇の恩恵を受けやすいとされる新興国や資源国の通貨と株価、そして資源価格などへの強気な見方が有望ではないでしょうか。

10月29日東京セミナー「貴金属VS穀物」のご紹介

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無料CX・FXセミナー

ご好評に付き第二弾開催決定!!業界歴25年の”北浜の虎”が再び吼える!!

貴金属VS穀物

~投資の潮流は貴金属か?穀物か?~

2015年10月29日(木)

開場18:30  開演19:00  21:00終了予定

会場
サンワード貿易 本社7階セミナールーム

住所
東京都新宿区下宮比町3-2 飯田橋スクエアビル7階 

定員
30名

投資家が大注目するFOMC(米連邦公開市場委員会)の政策金利発表直後にセミナーを開催します!
FOMCの発表後コモディティ銘柄はどのような動きをするのか?

予期せぬ暴落を見せた貴金属は今後どうなる!?


商品先物取引で取り扱われているトウモロコシは
食糧として生産されているイメージが強いと思います。

……しかし実態は、豚や牛などの家畜の飼料用やガソリンの
代替品として工業用に使われている割合の方が多いのです。

思っている以上に
トウモロコシは我々の生活に深く関係しているため
その価格の変動は、生活の様々な部分に影響を及ぼしています。
そのためトウモロコシは、時によっては貴金属以上に活発な取引が
行われるのです。

今年は史上最強のエルニーニョ現象の発生が観測されており、
ロイター通信でも
「国連の機関である世界気象機関(WMO)の専門家によれば、
現在のエルニーニョ現象は10─1月までの間にピークを迎え、
過去最強に達するとみられる。」と報じられました。

天候不順を通して農産物生産への影響が大きいと言われるため、
エルニーニョ現象は、秋から年末年始の相場動向を掴む上での
大きなポイントとなります。

松永が今後の穀物相場をどう読み解くのか。
是非会場でお聞きください。
セミナーに参加する
※本セミナーは弊社サンワード貿易(株)が扱う商品先物取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)の契約締結の勧誘を目的として開催しております。 ※本セミナーは途中退室自由です。 ※商品先物取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)は相場変動等により元本を上回る損失が生じるおそれがあります。 ※本セミナーは、相場の動向や売買による利益を示唆または保証するものではありません。投資に関しての最終判断はあくまでもご自身でご決定ください。 ※お客様の個人情報は、弊社の業務における調査、情報提供、ご案内に利用し、弊社のプライバシーポリシーに基づき、適切に取り扱いいたします。 ※他の参加者へ対する営業、勧誘行為は一切禁止とさせていただいております。※講演者・講演内容などは都合により予告なく変更する場合がございますので予めご了承ください。

予期せぬ暴落を見せた貴金属は今後どうなる!?

2004年6月、FOMCで米国利上げが決定。
このとき原油価格は高騰し、
また中国をはじめとするアジア諸国の成長とあいまって、
インフレ懸念が台頭してきました。
結果、金はインフレ・ヘッジとしての魅力が高まり、
価格も上昇していきました。

では、同様に年内の米国利上げが噂される今、
金・プラチナの価格はどうなるのか!?


・ギリシャの財政危機
・世界的な株高の収束?
・中国の景気不安
・VWの不正問題

こうした不安要素がある場合、これまでなら金は安全資産として買われていましたが…

なぜ、安全資産であるはずの金が買われなくなったのか!?
誰もが連想する「有事の金買い」は覆されたのか!?

このセミナーで明らかになります。

“北浜の虎”と呼ばれた男、松永英嗣

日々更新する「北浜の虎」は、
CX業界のアナリストに重宝されるブログとして有名でした。

なぜか?
一(いち)外務員のブログにしては、その情報発信の量と
質が他を圧倒していたからであり、海外の情報をも細かく
調べ上げた内容に、同業者からも一目置かれていたからです。

そうしていつしか、逆に情報ベンダーが松永のコメントを
求めるようになっていきました。

相場を見続けて実に25年
松永は、現在でも毎日ブログを更新し続け、
日々相場動向をウォッチしています。

「情報の基地」と呼ばれている松永は、
過去の相場をデータベースのように脳に記録しているそうです。

今回、長年かかって築き上げた情報網から松永が語るのは?

ギリシャのデフォルト問題、中国株大暴落、VW不正問題等の要因で大きく揺れ動いた今年の市場。
2015年残り2か月の穀物市場・貴金属市場を様々な角度から予測します!

松永英嗣

松永英嗣(まつながひでし)
松永英嗣

サンワード貿易株式会社のアナリスト兼ストラテジスト。
1965年大阪生まれ、業界歴25年。
業界3年目にして歩合外務員として独立、
穀物相場を中心に手掛ける。

法人部時代にはガソリン・ゴムなど工業品銘柄を中心として
商社・当業者・投機筋などへ深く関わり
特殊知識を深める。
先物業界・貿日新聞の「天地人のコラム」を5年ほど連載。
10年前にブログ「北浜の虎」を立ち上げ、
現在はブログ名を「松永総研」に改名。

実に15年間、日々相場の最新情報を配信し続けている。


日時・会場
日時:2015年10月29日(木)
18:30開場 19:00開演 21:00終了予定
サンワード貿易 本社7階セミナールーム
〒162-0822 東京都新宿区下宮比町3-2飯田橋スクエアビル7F [地図]
定員30名
参加費用無料
主催サンワード貿易株式会社
協賛 ㈱東京商品取引所
日本商品先物振興協会
セミナーに参加する
※本セミナーは弊社サンワード貿易(株)が扱う商品先物取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)の契約締結の勧誘を目的として開催しております。 ※本セミナーは途中退室自由です。 ※商品先物取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)は相場変動等により元本を上回る損失が生じるおそれがあります。 ※本セミナーは、相場の動向や売買による利益を示唆または保証するものではありません。投資に関しての最終判断はあくまでもご自身でご決定ください。 ※お客様の個人情報は、弊社の業務における調査、情報提供、ご案内に利用し、弊社のプライバシーポリシーに基づき、適切に取り扱いいたします。 ※他の参加者へ対する営業、勧誘行為は一切禁止とさせていただいております。※講演者・講演内容などは都合により予告なく変更する場合がございますので予めご了承ください。
・学生の方、および同業者の方のお申込はご遠慮ください。


新興国通貨&資源国通貨~上海総合株価指数が強気相場に突入

会員の皆様に本日メールにて配布した記事の一部を紹介します。

10月20日

新興国通貨&資源国通貨「中国株が強気相場入り寸前」

 新興国通貨や資源国通貨の大半は、中国経済成長の鈍化懸念の高まりで中国株が6月頃から大暴落したことを受けて大幅な下落となりました。銅や亜鉛、アルミなどの非鉄金属の3~4割を中国が消費しており、中国は「世界の工場」と呼ばれるほど世界中の大手製造業が中国市場に参入していることから、中国経済と資源国通貨は密接な関係があります。また、新興国の多くが中国経済の影響を大きく受けることから、中国経済と新興国通貨も密接な関係があります。上海総合株価指数が8月26日に年初来安値を記録し、ほぼ同じタイミングで新興国通貨や資源国通貨の多くも年初来安値を記録しました。また、NYダウも8月24日に年初来安値を記録し、「チャイナ・ショック」が8月のマーケット全体を圧迫しました。その後、NYダウが安値から2000ドルほど上昇し、「チャイナ・ショック」もかなり沈静化してきたようです。また、10月19日に発表された中国の7~9月期GDPは、市場予想平均の6.8%に対して6.9%となり、1~3月期や4~6月期の7%から0.1%の低下に留まったことは好感が持てます。そして、中国株の上昇と共に10月19日のMSCI新興市場指数が2ヶ月ぶりの高値を記録し、そうしたところにもチャイナ・ショックの沈静化が感じられます。

 上海総合株価指数は、6月15日に5178ポイントまで上昇して年初来高値を記録しましたが、8月26日に2850ポイントまで下落して年初来安値を記録しました。そして、10月20日12時時点で3383ポイントです。今後の中国株の注目点は、「どのタイミングで中国株が強気相場入りするか?」となりそうです。テクニカル分析では、安値から20%以上の上昇を「強気相場入り」とされております。それにより、上海総合株価指数が8月26日の年初来安値(2850ポイント)から20%の上昇は、3420ポイントとなります。そうなると、現在の上海総合株価(3383ポイント)があと37ポイント(約1.1%)以上の上昇となれば、テクニカル分析での「強気相場入り」となります。今後は、上海総合株価指数の「3420ポイント」の水準が注目されそうです。しかし、実は、10月19日に一時3423ポイントまで上昇していることから、既に19日時点で強気相場入りしているということになるのかもしれません。ただ、。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。

10月20日
中国経済と新興国通貨
 昨日発表された中国の7~9月期GDPは、市場予想平均の6.8%に対して6.9%となり、前期を0.1%下回りました。これで中国GDPは、1~3月期と4~7月期が7%、7~9月期が6.9%となりました。6~9月期GDPの内容は、製造業と輸出業の弱さが目立ったものの、それをサービス業の成長加速が補う内容となりました。今年の中国経済は、鉱工業や製造業、輸出業などが軟調を続けているものの、それを補うかたちでサービス業の力強い伸びが続いており、中国経済の構造改革が感じられます。昨日の中国GDP発表を好感してMSCI新興市場指数が3営業日続伸となり、2ヶ月ぶりの高値を記録。中国株の暴落と共に大幅下落を続けた新興国株は、この2ヶ月の上昇でチャイナ・ショックによる下げ幅を取り戻しました。中国株や米国株、新興国株、新興国通貨などが8月24日頃に年初来安値を記録しました。それ以来、多くのアナリストから中国経済に対する悲観的なコメントが相次いだものの、そうした悲観的な雰囲気に包まれていたタイミングが、新興国株や新興国通貨の良好な買い場となりました。
  NYダウが2ヶ月前の安値から2000ドルほど上昇し、チャイナ・ショックによる下げ幅の9割ほどを取り戻し、あと200ドルほどでチャイナ・ショック前の水準となります。上海総合株価指数が6月から8月にかけて半値近くまで大暴落したものの、それでも7~9月期の中国GDPが0.1%程度の低下に留まったことにより、中国経済成長の鈍化懸念も沈静化に向うものと思われます。
 中国財政省は19日、9月の政府歳出が前年同月比26.9%増の1兆7800億元(約33兆5600億円)となり、伸びが8月の25.9%増を上回ったと発表しました。この2ヶ月間の歳出の伸び率の高さは注目でしょう。また、。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。


10月20日

上海総合株価指数が強気相場に突入

本日の上海総合株価指数は、取引終了5分前に3420ポイントを突破してテクニカル的に強気相場入りとなり、1.1%高の3425ポイントで取引を終えました。上海総合株価指数は、15時半頃に一時マイナス転換したものの、取引終了間際に急騰して強気相場入りとなりました。それを受けてこの5分でNYダウの電子取引が30ドルほど上昇し、ドル円が30銭ほど円安に進みました。上海総合株価指数の引け際での急騰により、マーケット全体がリスクオンの流れとなってきた。

上海総合株価指数の年初来安値が8月26日の2850ポイントですから、本日で安値から20%以上の上昇となる「強気相場入り」となります。テクニカル分析では、安値から20%以上の上昇を「強気相場入り」としているのです。

 上海総合株価指数が強気相場入りしたことを受けて、。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。

白金市場「弱材料が強材料に変化」

 東京白金は、ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス試験不正問題を受けて、ディーゼル車に対する欧州の需要が冷え込むとの懸念が高まり、9月24日からの4営業日で300円ほど急落しました。しかし、VWの排ガス試験不正問題を受けて排ガス規制の強化が進むとの思惑から、東京白金が10月5日から19日にかけて安値から470円ほど上昇しました。また、VWの排ガス試験不正問題を受けて暴落した欧州の自動車触媒製造企業の株価は、9月下旬から15~27%ほど上昇しております。金融大手のHSBCは、大手白金精製メーカーであるジョンソン・マッセイの投資判断を「買い」としており、その理由を、「VWの排ガス試験不正問題や実走行による排ガス試験(RDE)導入の動きは、触媒製造企業にとって概ねプラスの材料だ。排ガスの規制強化で自動車メーカーは新型で強力な触媒装置をこれまで以上に多く使わざるお得なくなる。」と指摘しております。欧州委員会は今月、排ガス規制の強化を目指して、窒素酸化物(NOx)を対象とした実走行による排ガス試験(RDE)導入計画をめぐる行き詰まりを打開すべく会合を行っており、欧州で新たなNOx試験は、来年初めに導入される見通しとなっていることも伝わっております。それにより、触媒コンバーターの主要材料である白金の需要が増加するとの観測が最近の白金価格を押し上げているようです。

 VWの排ガス試験不正問題が発覚した直後は、ほとんどのアナリストが、白金価格に対する悲観的な記事を配信しており、その時に「VWの排ガス試験不正問題」を強材料と判断したアナリストがどれだけいるのでしょうか。


東京白金の日足
東京白金
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白金市場分析

メール情報会員へ先週末に発行した週間レポートの一部をご紹介します。
参考にどうぞ。

白金市場分析

下記の記事は、私の製作した過去記事です。

10月15日

白金市場「四半期決算とコスト問題」


NY白金の月足
 これから鉱山会社の7~9月期決算発表が月末に向けて本格化します。今回の南アフリカの白金鉱山会社の7~9月期決算は、近年稀に見る苦しい内容となりそうです。白金の世界生産の半分を占める南アフリカの白金鉱山大手3社(アングロ・プラチナ社、ロンミン社、インパラ社)では、昨年2月から7月にかけて5ヶ月間に及ぶ前代未聞の長期ストライキが発生し、それが白金鉱山会社の経営を大幅に悪化させました。そして、NY白金が昨年7月頃の1500ドル付近から暴落を続け、ここにきて1000ドルの大台を割り込むに至っております。それにより白金価格がコスト水準を大幅に割り込み、昨年の長期ストライキで経営悪化している南アフリカの白金鉱山大手3社の経営を更に苦しめております。

 トムソン・ロイターGFMSが今年発表した「プラチナ・サーベイ2015年」では、2014年の白金の世界平均コスト(トータル・キャッシュ・コスト)は1209ドルとなり、前年から37ドル上昇しました。しかし、現在のNY白金が1000ドルを割り込んでいることから、これから月末にかけて本格化する白金鉱山会社の7~9月期決算は、大幅な財政悪化を背景として、大胆な「人員や設備投資、生産量の削減によるコストカット」が相次ぎ発表される可能性も高まっております。

スイスの資源メジャーであるグレンコアの株価が先月28日に大暴落して「グレンコア・ショック」と呼ばれ、多くの新興国通貨や資源国通貨が同日に安値を記録しました。グレンコアの巨額負債が嫌気されて同社の株価が9月28日に28%も暴落したが、その後の1週間で安値から50%以上の急反騰となりました。グレンコアは、経営悪化の対策として、銅や亜鉛、白金鉱山の売却と閉鎖を発表し、そうした積極的なコストカットの姿勢が評価され、同社の株価急騰に繋がりました。白金鉱山に関しては、南アフリカのエランド鉱山を閉鎖し、818人の人員削減を実施したことを7日に明らかにしました。こうしたことは、これから月末にかけて本格化する他の白金鉱山会社の決算発表へのヒントとなりそうです。グレンコア同様に南アフリカの白金鉱山大手3社から積極的なコストカットが打ち出されることになれば、世界平均コストを大幅に下回っているNY白金が高騰する可能性もあります。

白金価格は、VW排ガス試験不正問題を受けて先月下旬頃から大きく下落したものの、ここにきてジンバブエ電力問題や中国のエコカー減税発表などが支援材料となっております。南アフリカの隣国であり、白金生産量世界3位を誇るジンバブエでは、同国政府が白金鉱山会社に対して電気消費量の25%縮小を求めたことを受けて、白金の供給不安懸念が台頭し始めております。また、中国政府は9月29日、1.6リッター以下のエンジン搭載車に対する販売税を10月1日から2016年末まで半分にすることを発表しました。そうした白金価格に対する支援材料も出始めております。ここは、これから本格化する白金鉱山会社の決算発表ラッシュを前にして、東京白金への強気な見方も一考ではないでしょうか。

NY白金の週足

下記の記事は、私の製作した過去記事です。

10月13日

白金市場

欧州の自家用車の半分ほどをディーゼル車が占める理由は、欧州の環境問題への関心の高さが影響しております。地球温暖化阻止の為にCO2排出量削減を考えれば、ガソリン車よりCO2排出量の少ないディーゼル車が欧州では好まれるようです。しかしディーゼル車は、ガソリン車より多くの窒素酸化物(NOx)を排出することから、ディーゼル車への排ガス規制は、これまで窒素酸化物(NOx)への規制強化に主眼をおいて進められてきました。今回のフォルクスワーゲン(VW)の排ガス試験不正問題を受けて、来年の早い時期に欧州でディーゼル車に対する窒素酸化物(NOx)への規制が強化されるとの見方も広がっております。VW問題を受けて、「新車すべてにRDE(実際の走行時の排ガス測定)を適用するための妥当な移行期間を設けるべきだ。」との主張も多いようです。窒素酸化物(NOx)への規制強化が進められると、ディーゼル車の触媒費用が割高となり、価格上昇がディーゼル車の販売低下に繋がるとの意見も多く、そうした見方が白金市場の弱材料とされているようです。ディーゼル車の触媒には、1台につき4~5グラム程度の白金が使用されており、ガソリン車の2倍以上の白金が必要とされております。ディーゼル車への排ガス規制の強化は、触媒への白金使用量が増加することも意味しており、白金価格の強材料となります。このようにVW問題は、白金価格に対して「強材料」と「弱材料」の2面性もあるようです。

VW排ガス試験不正問題を受けて、実際には、排ガス試験不正問題が発覚したVWのディーゼル車販売台数が大幅に減少しても、排ガス試験で不正を行っていないとされるベンツやBMW,ルノーなど他のメーカーのディーゼル車販売台数が増加するだけではないでしょうか。自動車業界は厳しいシェア争いを毎年演じていることから、VW排ガス試験不正問題が発覚したことを「好機」と受け止めている自動車メーカーは多いことでしょう。それにより、VWのディーゼル自動車販売台数の減少を警戒するよりも、ディーゼル自動車への排ガス規制の強化に注目して、白金市場に対する強気な見方が良いのかもしれません。

白金市場の総括

東京白金は、ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス試験不正問題を受けて、ディーゼル車に対する欧州の需要が冷え込むとの懸念が高まり、9月24日からの4営業日で300円ほど急落しました。しかし、10月5日からの7営業日で380円ほど急騰しました。VW排ガス試験不正問題の発覚後よりアナリストの多くから白金価格に対する悲観的なコメントが配信されましたが、白金市場の雰囲気が悲観ムードに包まれていた最中に白金価格が急反騰しました。まさに、ジム・ロジャーズ氏の「大儲けをするためには、絶望が支配している間に足を踏み入れなければだめだ。」とい名言を体験することが出来るタイミングだったのではないでしょうか。相場が暴落すれば、アナリストの多くから悲観的なコメントが配信されますが、それは「現状の解説」であって、「将来の予測」でないのではないでしょうか。

相場では、急騰時に強材料が誇張され、急落時に弱材料が誇張される傾向もあります。それは、今回の白金市場でも例外ではなかったようです。アナリストの多くからVW排ガス試験不正問題に対する悲観的なコメントが配信されましたが、その間に、「ジンバブエ電力問題」や「グレンコア社の白金鉱山の操業停止問題」などの白金市場に対する強材料に対して付言したアナリストがどれだけいたのでしょうか。白金生産量世界3位を誇るジンバブエでは、同国政府が電力不足を背景に白金鉱山会社に対して最大25%の電気消費量の縮小を求めました。南アフリカやその隣国となるジンバブエの白金鉱山は、地下1500~2000メートルで鉱石を採掘することから、大量の電力を必要とします。これまでも南アフリカでは、電力不足により白金鉱山の多くが操業停止に追い込まれ、白金価格が高騰したことも何度かありました。そして、資源メジャーのグレンコアは、業績悪化を背景として、銅や亜鉛、白金鉱山の一部の操業停止と売却を発表しました。また、VW排ガス試験不正問題を受けてVWが850万台に対する無償リコールを発表しました。日本の自動車メーカーでもリコールは良くあることですが、今回のVW排ガス試験不正問題は、環境問題に関する内容であることから、世界的に騒がれたようです。しかし、VWが850万台のリコールを発表したことにより、VW排ガス試験不正問題が沈静化の方向に向っているようです。そして、VW排ガス試験不正問題は、将来的な白金市場に対する強材料に変化する可能性もあります。

今回のVW排ガス試験不正問題により、来年の早い時期に欧州でディーゼル車に対する窒素酸化物(NOx)への規制が強化される可能性が高まっているようです。欧州でのディーゼル車人気は、「CO2排出量の少なさ」であることから、今回のVW排ガス試験不正問題でそれほど欧州でのディーゼル車人気が後退するとも思えません。欧州の自家用車の半分ほどをディーゼル車が占めており、欧州では環境問題への関心の高さから、地球温暖化阻止の為にCO2排出量削減を考え、ガソリン車よりCO2排出量の少ないディーゼル車が好まれているようです。ディーゼル車の触媒には、1台につき4~5グラム程度の白金が使用されております。欧州で排ガス規制が強化されれば、触媒の白金消費量増加も予想されます。今回のVW排ガス試験不正問題は、「将来的な白金価格に対する強材料となりうる」と考えるべきかもしれません。

これから月末にかけて白金鉱山会社の7~8月期決算発表が本格化します。NY白金は、1~6月に1400~1700ドルの範囲での上下動を繰り返していたものの、今では1000ドルの大台を割り込み、一時893ドル付近まで下落しました。それにより多くの白金鉱山会社がコスト割れとなり、これから月末にかけて本格化する白金鉱山会社の7~9月期決算発表では、大幅な経営悪化が報告され、人員や設備投資、生産高の削減によるコスト削減計画が数多く発表される可能性もあります。既に一部の白金鉱山会社からは、操業停止や人員削減、鉱山の売却などが報告されております。世界の白金生産の半分を占める南アの白金鉱山大手3社は、昨年2月から7月にかけて長期ストライキが発生して経営が大幅に悪化しており、それに加えて昨年7月からNY白金価格が30%ほど下落したことで更に経営が悪化したことを受けて、かなり悪い内容の決算発表も予想されます。それにより、かなり大胆な営業計画が発表され、人員や設備投資、生産高の削減計画が数多く発表される可能性もあります。これからそうした発表が増加することになれば、白金価格の大幅上昇も考えられます。

トムソン・ロイターGFMSが今年発表した2014年の白金の世界平均コスト(トータル・キャッシュ・コスト)は1209ドルですが、現在のNY白金は1000ドル付近で推移している状態です。過去10年間でNY白金が世界平均コスト(トータル・キャッシュ・コスト)を割り込んだのは、リーマン・ショック直後だけであり、その後、NY白金が2年半かけて1000ドルほど上昇した経緯もあります。そうした経緯を考えれば、ここは東京白金に対する中長期的な強気な見方も一考ではないでしょうか。


 

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会場
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定員
30名




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FOMCの発表後コモディティ銘柄はどのような動きをするのか?

予期せぬ暴落を見せた貴金属は今後どうなる!?


商品先物取引で取り扱われているトウモロコシは
食糧として生産されているイメージが強いと思います。

……しかし実態は、豚や牛などの家畜の飼料用やガソリンの
代替品として工業用に使われている割合の方が多いのです。

思っている以上に
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その価格の変動は、生活の様々な部分に影響を及ぼしています。
そのためトウモロコシは、時によっては貴金属以上に活発な取引が
行われるのです。

今年は史上最強のエルニーニョ現象の発生が観測されており、
ロイター通信でも
「国連の機関である世界気象機関(WMO)の専門家によれば、
現在のエルニーニョ現象は10─1月までの間にピークを迎え、
過去最強に達するとみられる。」と報じられました。

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※本セミナーは弊社サンワード貿易(株)が扱う商品先物取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)の契約締結の勧誘を目的として開催しております。 ※本セミナーは途中退室自由です。 ※商品先物取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)は相場変動等により元本を上回る損失が生じるおそれがあります。 ※本セミナーは、相場の動向や売買による利益を示唆または保証するものではありません。投資に関しての最終判断はあくまでもご自身でご決定ください。 ※お客様の個人情報は、弊社の業務における調査、情報提供、ご案内に利用し、弊社のプライバシーポリシーに基づき、適切に取り扱いいたします。 ※他の参加者へ対する営業、勧誘行為は一切禁止とさせていただいております。※講演者・講演内容などは都合により予告なく変更する場合がございますので予めご了承ください。

予期せぬ暴落を見せた貴金属は今後どうなる!?

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このとき原油価格は高騰し、
また中国をはじめとするアジア諸国の成長とあいまって、
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価格も上昇していきました。

では、同様に年内の米国利上げが噂される今、
金・プラチナの価格はどうなるのか!?


・ギリシャの財政危機
・世界的な株高の収束?
・中国の景気不安
・VWの不正問題

こうした不安要素がある場合、これまでなら金は安全資産として買われていましたが…

なぜ、安全資産であるはずの金が買われなくなったのか!?
誰もが連想する「有事の金買い」は覆されたのか!?

このセミナーで明らかになります。

“北浜の虎”と呼ばれた男、松永英嗣

日々更新する「北浜の虎」は、
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なぜか?
一(いち)外務員のブログにしては、その情報発信の量と
質が他を圧倒していたからであり、海外の情報をも細かく
調べ上げた内容に、同業者からも一目置かれていたからです。

そうしていつしか、逆に情報ベンダーが松永のコメントを
求めるようになっていきました。

相場を見続けて実に25年
松永は、現在でも毎日ブログを更新し続け、
日々相場動向をウォッチしています。

「情報の基地」と呼ばれている松永は、
過去の相場をデータベースのように脳に記録しているそうです。

今回、長年かかって築き上げた情報網から松永が語るのは?

ギリシャのデフォルト問題、中国株大暴落、VW不正問題等の要因で大きく揺れ動いた今年の市場。
2015年残り2か月の穀物市場・貴金属市場を様々な角度から予測します!

松永英嗣

松永英嗣(まつながひでし)
松永英嗣

サンワード貿易株式会社のアナリスト兼ストラテジスト。
1965年大阪生まれ、業界歴25年。
業界3年目にして歩合外務員として独立、
穀物相場を中心に手掛ける。

法人部時代にはガソリン・ゴムなど工業品銘柄を中心として
商社・当業者・投機筋などへ深く関わり
特殊知識を深める。
先物業界・貿日新聞の「天地人のコラム」を5年ほど連載。
10年前にブログ「北浜の虎」を立ち上げ、
現在はブログ名を「松永総研」に改名。

実に15年間、日々相場の最新情報を配信し続けている。


日時・会場
日時:2015年10月29日(木)
18:30開場 19:00開演 21:00終了予定
サンワード貿易 本社7階セミナールーム
〒162-0822 東京都新宿区下宮比町3-2飯田橋スクエアビル7F [地図]
定員30名
参加費用無料
主催サンワード貿易株式会社
協賛 ㈱東京商品取引所
日本商品先物振興協会
セミナーに参加する
※本セミナーは弊社サンワード貿易(株)が扱う商品先物取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)の契約締結の勧誘を目的として開催しております。 ※本セミナーは途中退室自由です。 ※商品先物取引及び取引所為替証拠金取引(くりっく365)は相場変動等により元本を上回る損失が生じるおそれがあります。 ※本セミナーは、相場の動向や売買による利益を示唆または保証するものではありません。投資に関しての最終判断はあくまでもご自身でご決定ください。 ※お客様の個人情報は、弊社の業務における調査、情報提供、ご案内に利用し、弊社のプライバシーポリシーに基づき、適切に取り扱いいたします。 ※他の参加者へ対する営業、勧誘行為は一切禁止とさせていただいております。※講演者・講演内容などは都合により予告なく変更する場合がございますので予めご了承ください。
・学生の方、および同業者の方のお申込はご遠慮ください。


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