松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

2015年12月

トルコリラ「今夜は政策金利の発表」

 本日の日本時間21時にトルコの政策金利が発表される予定です。政策金利における市場予想平均は、0.5%引き上げの8%となっております。そして、翌日物貸出金利が前回据え置きとなる10.75%、翌日物借入金利が0.25%引き上げの7.5%という見通しです。

トルコ中央銀行が市場予想通りに政策金利の引き上げを発表すれば、2年ぶりの利上げとなります。トルコ中央銀行による利上げ実施は、過去9年間で2回だけです。バシュチュ中央銀行総裁は10月28日の記者会見で、「FRBが利上げすれば、トルコも利上げするといっても完全な誤りではないかもしれないし、トルコはインフレ見通し次第でその方向性に動く可能性がある。」と述べております。トルコ中央銀行としては、米国が利上げに動けば、トルコ中央銀行としてもリラ防衛の為に利上げに動く考えがあることを示唆しております。トルコ中央銀行が今夜利上げに動けば、「トルコ中央銀行のリラ防衛の強い意思表示」と受け止められてトルコリラが急伸する可能性もあります。ここは、トルコリラに対して強気な見方も一考ではないでしょうか。
トルコの政策金利
トルコの政策金利

トルコリラ・円の日足
トルコリラ・円の日足

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後場市況1

 上海総合株価指数は、0.2%安付近で推移。上海期貨交易所銘柄は、上海銅0.7%高、上海亜鉛0.8%高、上海アルミ0.6%高、上海ゴム2.3%高付近で推移。上海総合株価指数も上海期貨交易所銘柄も後場から少し上昇に転じております。特に上海ゴムの上げ幅が目立ちます。中央経済工作会議終了後の声明で、財政赤字の拡大容認や住宅市場刺激といった来年の経済方針が示されたことを好感し、上海非鉄金属銘柄や上海ゴムなどの資源銘柄が堅調に推移している模様。

昨夜のNY天然ガスは、米国の気温低下予報を受けて8%強の急騰となったことは注目でしょう。この1ヶ月間でNY天然ガスが3割ほど下落し、米ガスリグが約13%も大幅減少しました。しかし、ウエザーニュースによる米国の気温予報は、今週末頃から低下し、来週には平年並みとなり、年明け第1週も平年並みまで気温が低下する見通しとなっております。そうした気温低下見通しを背景に昨夜のNY天然ガスが大幅高となったことを考えると、そろそろエネルギー銘柄への買い場を考えるところに来ているのかもしれません。そして今週になって非鉄金属銘柄や天然ゴム、白金などの資源銘柄全体が続伸していることも注目でしょう。

原油市場パート2「暖冬による影響」

 NY天然ガスの状況を分析すれば、今のNY原油のヒントとなりそうです。今年の米国は、近年まれに見るほどの暖冬となり、暖房用燃料需要がこの時期としては異例なほど低下しており、米ディスティレート在庫が11月13日終了週から5週連続で増加しました。そうした低調な暖房用燃料需要により米製油所稼働率も伸び悩んでいることが米原油在庫の増加要因の1つとなっております。

NY天然ガスは、記録的な暖冬を受けてリーマン・ショック時の安値を30%ほど下回っております。特に今月になって3割ほど下落したことが目立ちます。そして、低調な暖房用燃料需要を受けて米ガスリグがこの1ヶ月間で約13%も減少しており、天然ガス業界の苦悩が感じられます。

 ウエザーニュースの予報によれば、米国の気温が今週末頃から低下し、来週は平年並みの気温となる見通しです。また、年明けの第1週も平年並みの気温となる見通しです。今週末頃からの米国の気温低下と共にこの1ヶ月間で3割ほど大幅下落したNY天然ガスが上昇に転じ、NY原油も上昇に転じる可能性もあります。この1ヶ月間で米ガスリグが大幅減少したことにより天然ガスの供給量もかなり絞られていることから、ここで米国の気温が平年並みにまで低下して暖房用燃料需要が平年並みに回復すれば、エネルギー市場全体が大きく反発する可能性もあります。

 NY天然ガスは、18日に1.684ドルまで下落して年初来安値を記録しましたが、翌21日に大幅高となったことは気になります。NY天然ガスは、先週より2001年の安値を割り込んで1999年以来の安値を記録していることから、いつ反発してもおかしくはないのかもしれません。また相場では、多くの投資家の「一歩先」を考えることも必要であることから、米国の気温が平年並みにまで低下する前に買い場を探す必要があるのであれば、今週前半は、「買いの急所」となる可能性もあります。ウエザーニュースの予報によれば、ニューヨークの最高気温は、24日に22℃まで上昇する予報ですが、28日には10度まで低下し、1月1~4日は最高気温が8℃まで低下する見通しです。今週24日までのニューヨークであれば、Tシャツでもいけそうな気温です。しかし、来週明けにはコートが必要となりそうです。だからこそニューヨークがTシャツでもいけそうな気温の間に買い場を探すことも一考ではないでしょうか。

NY天然ガスの日足
NY天然ガス

米オイルリグ&ガスリグ1
米オイル&ガスリグ数

米オイルリグ&ガスリグ2
米オイル&ガスリグ

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前場市況1

 NYダウの電子取引は今朝から小動きです。日経平均株価やドル円も今朝から小動きです。NY金やNY原油の電子取引も今朝から小動きです。NY白金の電子取引は、今朝から5ドルほど上昇。上海非鉄金属銘柄が全面高で寄付き、上海銅は1.4%高、上海亜鉛は1%高付近で推移。上海ゴムは2.2%高付近で推移。今朝から非鉄金属銘柄や上海ゴム、NY白金の電子取引など「資源銘柄」が堅調で推移しております。

原油市場

 昨夜のNY原油は、一時33.98ドルまで下落して再び年初来安値を更新しました。NY原油は、過去11営業日中7営業日で「年初来安値の更新」となりました。NY原油の下落は、米国の今の暖冬を考えれば、当然の事かもしれません。

北海道の函館と同じ緯度となるシカゴのウエザーニュースによる最高気温予報は、明日23日に17℃まで上昇する見通しです。例年では大雪が取り沙汰されることも多いこの時期のシカゴの最高気温が17℃とは驚かされます。しかし、28日に最高気温が1℃まで低下し、12月31~1月4日の最高気温は2~3℃となる見通しです。ちなみに、シカゴと同じ緯度となる函館の最高気温予報は、22日が5℃、23日が6℃となり、26日が0℃、27日が-2℃、28日が1℃です。同じ緯度でもシカゴと函館の気温の違いに驚かされます。しかし、シカゴの最高気温は、28日頃から平年並みにまで低下し、年明けも平年並みの最高気温が予想されていることは注目でしょう。

ニューヨークの最高気温は、24日に22℃まで上昇する予報ですが、28日には10度まで低下し、1月1~4日は最高気温が8℃まで低下する見通しです。米国で近年稀に見る暖冬が続いており、ここまでの暖冬が続くと、原油市場を強気する投資家もほとんどいないのかもしれません。しかし、米国の最高気温予報は、この2~3日がピークとなり、来週から平年並みの気温まで低下することが見込まれており、年明けも平年並みの気温が予想されていることから、ニューヨークの最高気温が22℃まで上昇する見通しとなっている今週24日あたりからそろそろ原油市場に対して強気見通しも必要となるのかもしれません。


NY原油の日足
NY原油の日足

東京ガソリンの日足
東京ガソリンの日足

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資源銘柄分析「東京白金&東京ゴム」

昨夜の上海期貨交易所の夜間取引では、上海銅1.3%高、上海亜鉛1%高、上海鉛1.4%高となり、上海非鉄金属銘柄が前日に続き全面高となりました。そして上海ゴムは1.6%高となり、前日の6%高に続き上昇。中国政府が来年の経済政策の指針を発表したことや、中国大手精錬業者の追加減産見通しに非鉄金属や天然ゴム、白金などの資源銘柄が反応した模様。

18日から開幕していた中央経済工作会議では、翌年の経済政策運営の方針が決定されました。それによると、「構造改革のために適切な金融環境をつくりだす一方、金融政策の柔軟性を高め財政政策を強化する必要がある。財政赤字の比率を段階的に引き上げる。中国指導部は構造改革を支持し、膨らみつつある借り入れへの依存を抑制する。」などの声明が発表されました。また、江西銅業や銅陵有色金属集団など中国の大手精錬業者は、減産を一段と拡大する可能性があることを示唆する方針を示しました。

非鉄金属銘柄の多くは、6月頃から下落基調を続けていたが、11月下旬から下げとまりの様相を呈しており、1ヶ月ほど前から狭い範囲でのボックス圏相場を続けておりました。しかし、ここに来ての2連騰により1ヶ月近く続くボックス圏相場の上限を突破する銘柄も出てきました。NY銅は、昨夜の急騰により過去1ヶ月間の高値を更新して「保合い上放れ」の可能性を示し始めた模様。NY白金も11月下旬から狭い範囲でのボックス圏相場を続けていたが、昨夜の急伸により過去1ヶ月間の高値を更新し、「保合い上放れ」の可能性を示し始めた模様。昨日の上海ゴムは、6%高により一気に保合い上放れの様相を呈してきました。こうした資源銘柄全体の大きな流れを見渡すと、そろそろ資源銘柄全体の上昇トレンドが始まるのかもしれません。


上海ゴム5月限の日足
上海ゴムの日足

NY白金の日足
NY白金の日足

NY銅の日足
NY銅の日足

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天然ゴム市場パート7「上海ゴムの内部要因が変化」

 上海ゴムの取引中心限月は、4ヶ月に1度のサイクルで移動し、1月限→5月限→9月限→1月限へと移動します。ですから、1月限と5月限、9月限以外の限月は、新補発会から納会にかけてほとんど売買が行われないことになり、東京ゴム市場との大きな違いでもあります。現在の取引中心限月となる5月限は、11月中旬頃から本格的な売買が始まり、11月下旬から新たな取引中心限月となりました。それと共に上海ゴムが上昇に転じたことは注目でしょう。5月限は、来年の3月下旬まで取引中心限月を務めることになります。

添付している上海ゴムの月足には、取引中心限月が4ヶ月に1度移動するタイミングを赤い丸印で示しております。それを見ると、取引中心限月が移動した直後から新たなトレンドが形成される傾向もあるようです。「4ヶ月に1度の取引中心限月の移動」のタイミングが、値洗い的に内部要因がリセットされるタイミングとなり、新たな取引中心限月では、「売り方か買い方のどちらが値洗い的に主導権をとるのか?」ということに注目する必要もあります。上海ゴムの5月限は、本日のストップ高により売り方のほとんどが「値洗いマイナス」となり、買い方のほとんどが「値洗いプラス」となった計算となります。それにより値洗い的に買い方がマーケットの主導権を握ったことになりそうです。本日で上海ゴムの売り方のほとんどが値洗いマイナスとなったことにより、これで久しぶりに「買い方が主導権を握る相場」が訪れたのではないでしょうか。


上海ゴムの月足
上海ゴム月足

上海ゴム(5月限)の日足
上海ゴム5月限の日足

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天然ゴム市場パート6

 上海総合株価指数は1.8%高の3642ポイントで取引を終え、チャイナ・ショック後の高値更新まであと1%ほどに迫りました。上海銅は2.4%高、上海亜鉛は2.5%高、上海鉛は2.5%高、上海アルミは2%高まで急伸して取引を終え、上海非鉄金属銘柄が全面高となりました。上海ゴムは6%高まで急騰して取引を終えました。上海ゴムのストップ高となる6%高は、東京ゴムの約10円高に相当する計算です。

 上海ゴムの取引中心限月となる5月限は、先月からの上値抵抗線となる1万500元付近を本日14時半頃から上回ったことで上げ足を速め、値幅制限となる1万755元まで上昇して取引を終えました。これで上海ゴムのテクニカルがかなり強くなってきました。

上海ゴムの日足
上海ゴムの日足3

東京ゴムの日足
東京ゴムの日足3

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みんコモコラムアワード2015
ColumnAward 2015特別賞

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