松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

2016年04月

天然ゴム市場パート2

 東京ゴムの日中取引は、14時半ごろにサーキット・ブレーカーが発動し、6円20銭安まで下落して取引を終えました。上海ゴムが2.2%安となり、午後からドル円が2.3%下落し、合計で4.5%安です。本日の東京ゴムが4.5%安となれば9円安となる計算ですから、本日の東京ゴムは、換算値ほど下落しませんでした。しかし、東京ゴムは、昨日10時ごろに205円10銭まで上昇して年初来高値を記録し、昨日高値から早くも10円ほど下落してテクニカルが大幅に悪化しました。

 NYダウの電子取引は、早朝に一時1万8006ドルまで上昇しましたが、現在は1万7860ドル付近まで下落しております。日経平均株価も前場で一時280円高付近まで上昇しましたが、624円安で本日の取引を終えました。日銀が本日、「政策維持」を発表したことにより、追加緩和策観測が大きく後退することになりました。それを受けて。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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東京ゴムの日足
東京ゴムの日足2

東京ゴムの30分足
東京ゴムの60分足

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後場市況1

 日銀から「政策維持」が発表されると、ドル円が1ドル=111円50銭付近から109円付近まで一気に2円50銭も円高に進みました。そして、日経225は、1万7500円付近から1万6500円付近まで一気に1000円幅ほど急落しました。NYダウの電子取引は、1万7980ドル付近から1万7840ドル付近まで一気に140ドルほど急落しました。

 ブルームバーグは22日の13時半ごろに、「日銀が金融機関への貸出にもマイナス金利適用を検討する案も浮上している。」と報じ、追加緩和観測の高まりと共に22日のドル円が1ドル=109.3円付近から111.8円付近まで急騰しました。ブルームバーグからの報道により追加緩和期待が高まっていたものの、大方の予想に反して日銀が「政策維持」を本日発表したことにより、ドル円が先週22日13時半の水準まで円高に進みました。これで先週末からの円安進行も「行って来い」となりました。日経225は、先週20日13時半の水準を割り込みました。ドル円は、先週20日13時半の水準まで下落したことを受けて、先ほどからの急落はそろそろ止まりそうです。この後、15時半から黒田日銀総裁会見が予定されております。12:43時点で、東京金60円安、東京白金10円安、東京原油270円安、東京ゴム3.7円安です。

ドル円の60分足
ドル円の60分足

日経225の30分足
日経225の30分足

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原油市場&NYダウ「FOMCを終えて」

 昨夜のNYダウは、FOMC声明を好感して51ドル高の1万8041ドルで取引を終えました。FOMC声明の内容は、経済見通しに対する信頼感を表明しましたが、利上げは急がないとの姿勢も示すものでした。また、労働市場が一段と改善したことを指摘したことや、世界経済のリスクに関する文言の削除などが好感された模様。

NYダウは、2月11日の安値(1万5503ドル)から4月20日の高値(1万8167ドル)まで2か月間で2664ドルも上昇しました。NYダウは、9か月ぶりに1万8000ドル台に回復したものの、7営業日連続で1万8000ドル台の攻防戦を続けており、上値の重さも気になります。NYダウは、2014年12月から1万8000ドル付近が上値抵抗となっており、よほどのサプライズが無ければ1年5カ月も続く1万8000ドル付近の上値抵抗を突破することは難しそうです。

NYダウとNY原油は、年初から同じような値動きを続けてきました。NYダウは1月20日と2月11日に1万5500ドル付近まで下落して年初来安値を記録し、NY原油も1月20日と2月11日に26ドル付近まで下落して年初来安値を記録しました。そして、NYダウとNY原油は、ここにきて年初来高値水準付近で推移しております。NYダウが2014年12月から続く上値抵抗水準まで上昇したことを受けて、NYダウの上値抵抗の重さがNY原油に波及する可能性もあります。

シカゴVIX指数(恐怖指数)とは、シカゴ・オプション取引所の「ボラティリティ・インデックス」の略称であり、S&P500を対象とするオプション取引の値動きを元に算出され、投資家心理の変化を示すとされております。S&P500から算出される指数であることから、米国株の分析の判断材料としても多用されます。恐怖指数は、1月20日と2月11日に30ポイント付近まで上昇して今年の最高値を記録し、NYダウとNY原油も1月20日と2月11日に年初来安値水準まで下落しました。こうした連動性が示すように、NYダウやNY原油の値動きに投資家心理の変化が大きな影響を与えていることも伺えます。恐怖指数がここにきて13ポイント台まで低下し、年初来最低水準となっております。同指数の昨年の最低値(終値ベース)は11.95ポイントであり、12ポイントを割り込んだのは1日だけでした。同指数は、4月13日に13ポイント台にまで低下し、それから13ポイント台を続けており、下げ止まりの様相を呈してきたようです。それにより、米国株の上昇を中心としたリスクオンの流れは、そろそろ反転する可能性もあります。2月下旬からの米国株の上昇を中心としたリスクオンの流れに追随するように上昇を続けてきた東京原油や東京ゴムへの高値警戒も必要となりそうです。
Nダウの週足
NYダウの週足

NYダウの日足
NYダウの日足

恐怖指数
VIX2

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天然ゴム市場

 昨日の上海期貨交易所の夜間取引は全面安となり、特に上海ゴムの下げ幅が目立ちました。昨日の夜間取引では、上海ゴム2.5%安、上海銅1%安、上海亜鉛0.6%安、上海アルミ1.2%安となりました。

 上海非鉄金属銘柄の多くは、先週20~21日に年初来最高の売買高を記録し、その直後から下落基調を鮮明としております。特にこれまでの上海非鉄金属銘柄の上昇基調をリードしてきた上海螺子鋼や上海熱間圧延鋼板が2日連続で暴落していることは気になります。昨日の夜間取引で上海ゴムが大きく下落したことを受けて、上海ゴムのテクニカルがかなり悪化したことも注目でしょう。 上海ゴムの取引中心限月となる9月限は、先週21日に1万3670元まで上昇して年初来高値を記録し、昨日の夜間取引の終値が1万2945元ですから、21日の高値から5.3%も下落しております。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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上海ゴム9月限(取引中心限月)の日足
上海ゴム9月限の日足

東京ゴムの日足
東京ゴムの日足

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原油市場

 昨夜のNY原油は、EIA週間石油在庫統計の発表を受けて1ドル20セントほど急落する場面もありましたが、NYダウが24時ごろの安値から120ドルほど上昇した流れに追随して上昇し、年初来高値を更新。

昨夜発表されたEIA週間石油在庫統計は、原油が240万バレル増予想に対して200万バレル増となり、昨日早朝にAPIから発表された原油110万バレル減に反して増加しました。ガソリンは160万バレル増、ディスティレートは170万バレル減となり、クッシング原油は170万バレル増となりました。製油所稼働率は、1.3%低下の88.1%となり、4月22日までの3週間で3.3%も低下しております。全米原油生産は、1.5万バレル減の日量893万8000バレルです。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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全米原油生産と製油所稼働率
米原油在庫
米石油製品在庫


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天然ゴム市場パート2「モンスターマーケットと化した上海非鉄金属市場」

 中国では21日、鉄や非鉄関連の商品先物銘柄の売買代金が約6060億元に達し、上海と深センの両株式市場の合計売買代金(約5420億元)を上回ったことが報告されております。上海期貨交易所最大の売買高を誇る上海螺子鋼は、4月21日の売買高が2300万枚付近まで増加し、2014年9月以来の高値を記録するとともに過去最高の売買高を記録しました。それにより、国内商品先物市場最大の売買高を誇る東京金の約2000倍の売買高を記録したことになります。米国商品先物市場最大の売買高を誇るNY原油の1日の売買高でも、多い時で80万枚程度です。そして、上海螺子鋼の3~4月の平均売買高は、2月の平均売買高の4倍ほどにまで急増しており、過熱感もかなり高まっているようです。本日の売買高は、上海螺子鋼で約1450万枚、上海アスファルトで約420万枚、上海ゴムで約100万枚、上海熱間圧延鋼板で約62万枚です。ちなみに、東京金の本日の売買高は約2万枚です。

 少し前までの上海期貨交易所最大の売買高を誇る銘柄は、上海ゴムと上海銅、上海亜鉛でした。しかし、今では、上海螺子鋼と上海アスファルト、上海ゴム、上海熱間圧延鋼板となっております。中国の商品先物市場の歴史はまだ十数年しか経過してないにもかかわらず、いつの間にか世界の商品先物市場で最大の売買高を誇る市場にまでに急成長を遂げました。そして、上海非鉄金属銘柄の3月からの売買高の急増も注目でしょう。ここまで急成長を遂げた上海非鉄金属銘柄の実態をどれだけの方が理解しているのでしょうか。

 上海非鉄金属銘柄の多くは、1月下旬ごろから上昇基調を始め、今月になって上げ足を加速させました。そして、上海非鉄金属銘柄の多くが4月20~21日付近で今年最大の売買高を記録し、翌22日頃から下落基調に転じております。「一葉落ちて、天下の秋を知る。」ということわざもあり、上海非鉄金属銘柄の多くが記録的な売買高を記録した直後から下落に転じていることにより、これまで3か月間も続いた資源財銘柄全体の上昇基調に対する調整安局面への警戒を高める必要もありそうです。それにより、上海ゴムや東京ゴムに対する調整安局面への警戒を高めることも一考ではないでしょうか。

天然ゴム市場「一葉落ちて、天下の秋を知る」

 東京ゴムは、10時ごろに一時3.8円高の205.1円まで上昇しましたが、12:20時点で0.4円安の200.8円です。本日の上海ゴムは、寄り付き直後に1.3%高付近まで上昇したものの、先ほどからマイナス転換となり、12:20時点で1.3%安です。

これまでの上海非鉄金属銘柄の上昇基調をリードしてきた上海熱間圧延鋼板や上海螺子鋼が昨日から2日連続で暴落しております。上海熱間圧延鋼板は、ストップ安(6%安)まで下落して昨日の取引を終え、本日は5.9%安付近まで暴落しております。本日の上海螺子鋼も4.9%安付近まで下落しており、2日連続で暴落となっております。「一葉落ちて、天下の秋を知る」ということわざもあり、これまでの上海非鉄金属銘柄の上昇基調をリードしてきた2銘柄が昨日から2日連続で暴落していることから、そろそろ3か月間も続いた上海非鉄金属銘柄の上昇トレンドも終焉を迎えているのかもしれません。そうなると、3か月前からの上海非鉄金属銘柄の上昇基調に足並みを合わせて上昇してきた上海ゴムも下落に転じる可能性があります。東京ゴムは、この3か月間で144.5円から205.1円まで60.6円も上昇しました。しかし、「山高ければ、谷深し」ということわざもあるように、大幅上昇となった反動に警戒する局面にきているのかもしれません。

東京ゴムの15分足
東京ゴムの15分足

東京ゴムの日足
東京ゴムの日足

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