2016年11月
中国の資源銘柄は、11:45ごろから下げ足を強め、ストップ張り付きとなる銘柄も続出しております。東京ゴムは、10円安付近まで下落しております。
本日開催されるOPEC総会向けの資料によると、OPEC全体の産油量を、10月の水準から日量120万バレル削減することが提案されております。それによると、サウジアラビアが、10月の生産量である日量1054万バレルから日量1007万バレルに減産し、イランが、10月の生産量である日量379万7000バレルで増産凍結することなどが織り込まれております。
イランに対して「減産」ではなく「10月の水準で増産凍結」とするのであれば、イランが賛同する可能性もありそうです。
昨日の日中取引と夜間取引の合計では、上海ゴムが5.5%安、上海銅が7.7%安、上海鉄筋が13.2%安、上海熱延鋼板が11.4%安、大連鉄鉱石が13.6%安、大連粘結炭が15.9%安となり、1日の下げ幅としては今年最大級となる銘柄が続出しました。
中国国家為替管理局は、外貨送金の届け出が必要な金額を、これまでの5000万ドル相当以上から500万ドル相当以上に引き下げ、外貨と人民元の両方に適用することを決定しました。それを受けて28日から2日連続で人民元高となり、人民元建て銘柄である中国の資源銘柄への売りが加速したようです。中国では、資金流出に伴う人民元売りが続いていただけに、中国国家為替管理局による規制強化を受けて、資金流失に伴う人民元売りの流れが反転した模様。また、米大統領選後から続くドル高&米国株高の流れが止まったことも、資源銘柄を圧迫したようです。
中国国家為替管理局は、外貨送金の届け出が必要な金額を、これまでの5000万ドル相当以上から500万ドル相当以上に引き下げ、外貨と人民元の両方に適用することを決定しました。この新規定は、28日に各銀行に通達されたそうです。中国の資金流失問題の拡大が、これまでの人民元売りの要因の一つでもあっただけに、ここにきての規制強化により、人民元のトレンドが変化する可能性も高まってきました。
ドル・人民元は、27日に6.9233元まで上昇しましたが、28日から2日連続で下落しており、現在は、6.886元付近で推移しております。ドル・人民元は、今月7日から力強い上昇基調を続け、それと共に人民元建て銘柄である中国の資源銘柄への投機人気も高まりました。しかし、中国国家為替管理局が規制強化に乗り出すと同時にドル・人民元が下落に転じ、中国の資源銘柄の多くが本日になって大幅下落となりました。この規制強化により、人民元のトレンドが変化し、それにより中国の資源銘柄のトレンドも変化すると考えるべきかもしれません。特に、最近の高騰により高値警戒感の高まっている中国の資源銘柄は、これまでの反動安に警戒する局面にきているのかもしれません。
通常取引を始めるにあたって
スマートCXを始めるにあたって
重要事項説明
取引開始基準
契約締結前交付書面
金融商品取引法に基づく開示
勧誘方針
個人情報保護法
反社会勢力へ対する基本方針
免責事項
*掲載される情報はサンワード貿易株式会社(以下弊社)が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、弊社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
*弊社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
*本ブログに掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
*本ブログは、投資された資金がその価値を維持または増大を保証するものではなく、本ブログに基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、弊社は、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
*投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。
以上の点をご了承の上、ご利用ください