松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

2016年11月

天然ゴム市場パート5

 上海ゴムは、後場から何度かストップ安から外れる局面もありましたが、後場のラスト40分間はストップ安張り付きとなりました。本日の終値は、上海ゴムストップ安(7%安)、上海亜鉛ストップ安(7%安)、上海鉄筋ストップ安(7%安)、上海鉛ストップ安(7%安)、上海熱延鋼板ストップ安(7%安)、大連鉄鉱石ストップ安(8%安)となりました。一方、大連粘結炭8.1%安、上海アルミ3.7%安、上海銅3.9%安となり、ストップ安とならなかった銘柄も少しあったようです。これほどストップ安が多発することも極めて珍しいことから、中国の資源銘柄のトレンドが反転したと考えるべきかもしれません。

後場市況1

 NYダウの電子取引は、今朝から小動きです。ドル円は、今朝から60銭ほど円安に進みました。NY原油の電子取引は、今朝から35セントほど上昇しました。

 上海ゴムや上海熱延鋼板、大連粘結炭、上海亜鉛は、後場寄り直後からストップ安が外れたものの、先ほどから再びストップ安張り付きとなりました。上海鉄筋や大連鉄鉱石は、後場からもストップ安張り付きのままです。上海鉛は、後場からストップ安が外れたものの、あと0.2~0.3%ほど下落すれば、再びストップ安となります。

天然ゴム市場パート4

 上海ゴムや上海亜鉛、上海鉄筋、上海鉛、上海熱延鋼板、大連鉄鉱石、大連粘結炭などが、ストップ安張り付きで前場の取引を終えました。中国の資源銘柄は、11:45ごろから下げ足を強め、ストップ安張り付きとなる銘柄が続出しております。ここまで多くの銘柄でストップ安張り付きとなると、まだストップ安に達していない売買の出来る銘柄への売りが後場から急増することも考えられることから、後場からは、更に多くの銘柄でストップ安張り付きとなることも予想されます。東京ゴムは12.5円安付近まで下落しております。

天然ゴム市場パート3「上海ゴムがストップ安張り付き」

 先ほどから上海ゴムがストップ安(7%安)張り付きとなりました。現在は、上海亜鉛ストップ安(7%安)、上海鉄筋ストップ安(7%安)、大連鉄鉱石ストップ安(8%安)、大連粘結炭ストップ安(9%安)、上海熱延鋼板ストップ安(7%安)となっております。東京ゴムは、11.5円安付近まで下落しております。

天然ゴム市場パート2

 上海ゴムは、5.2%安で寄り付き、現在は、6.7%安付近で推移しております。中国の商品先物市場で最大の売買高を誇る上海鉄筋は、先ほどからストップ安(7%安)張り付きとなっております。大連鉄鉱石も先ほどからストップ安(8%安)張り付きとなっております。そして、大連粘結炭も先ほどからストップ安(9%安)張り付きとなり、上海熱延鋼板も先ほどからストップ安(7%安)張り付きとなっております。

中国の資源銘柄は、11:45ごろから下げ足を強め、ストップ張り付きとなる銘柄も続出しております。東京ゴムは、10円安付近まで下落しております。

原油市場

 昨夜のNY原油は、30日のOPEC総会に対する不透明感から売られる展開となりました。NY原油の電子取引は、今朝から45.3ドル付近で小動きを続けております。

本日開催されるOPEC総会向けの資料によると、OPEC全体の産油量を、10月の水準から日量120万バレル削減することが提案されております。それによると、サウジアラビアが、10月の生産量である日量1054万バレルから日量1007万バレルに減産し、イランが、10月の生産量である日量379万7000バレルで増産凍結することなどが織り込まれております。

イランに対して「減産」ではなく「10月の水準で増産凍結」とするのであれば、イランが賛同する可能性もありそうです。

天然ゴム市場

 昨日の夜間取引では、上海ゴムが5.3%安、上海亜鉛が6.6%安、上海銅が3.5%安、上海鉄筋が6.5%安、上海鉛が5.1%安、上海熱延鋼板が5.8%安、大連鉄筋が7.3%安、大連粘結炭が6.9%安まで下落して取引を終え、資源銘柄が全面安となりました。

 昨日の日中取引と夜間取引の合計では、上海ゴムが5.5%安、上海銅が7.7%安、上海鉄筋が13.2%安、上海熱延鋼板が11.4%安、大連鉄鉱石が13.6%安、大連粘結炭が15.9%安となり、1日の下げ幅としては今年最大級となる銘柄が続出しました。

中国国家為替管理局は、外貨送金の届け出が必要な金額を、これまでの5000万ドル相当以上から500万ドル相当以上に引き下げ、外貨と人民元の両方に適用することを決定しました。それを受けて28日から2日連続で人民元高となり、人民元建て銘柄である中国の資源銘柄への売りが加速したようです。中国では、資金流出に伴う人民元売りが続いていただけに、中国国家為替管理局による規制強化を受けて、資金流失に伴う人民元売りの流れが反転した模様。また、米大統領選後から続くドル高&米国株高の流れが止まったことも、資源銘柄を圧迫したようです。

天然ゴム市場パート5

 ドル・人民元は、28日17時ごろに大きく下落し、29日10時頃にも大きく下落しました。そして、先ほどから再び下げ足を速めてきました。

中国国家為替管理局は、外貨送金の届け出が必要な金額を、これまでの5000万ドル相当以上から500万ドル相当以上に引き下げ、外貨と人民元の両方に適用することを決定しました。この新規定は、28日に各銀行に通達されたそうです。中国の資金流失問題の拡大が、これまでの人民元売りの要因の一つでもあっただけに、ここにきての規制強化により、人民元のトレンドが変化する可能性も高まってきました。

ドル・人民元は、27日に6.9233元まで上昇しましたが、28日から2日連続で下落しており、現在は、6.886元付近で推移しております。ドル・人民元は、今月7日から力強い上昇基調を続け、それと共に人民元建て銘柄である中国の資源銘柄への投機人気も高まりました。しかし、中国国家為替管理局が規制強化に乗り出すと同時にドル・人民元が下落に転じ、中国の資源銘柄の多くが本日になって大幅下落となりました。この規制強化により、人民元のトレンドが変化し、それにより中国の資源銘柄のトレンドも変化すると考えるべきかもしれません。特に、最近の高騰により高値警戒感の高まっている中国の資源銘柄は、これまでの反動安に警戒する局面にきているのかもしれません。

みんコモコラムアワード2015
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